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JAL、中部-天津3月まで期間運休 感染拡大と検疫強化で

 日本航空(JAL/JL、9201)は2月27日、中部-天津線(JL841/840)を28日から冬ダイヤ最終日の3月28日まで期間運休すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大や、天津濱海国際空港での検疫強化などの観点で、減便により現在週2往復運航している同路線を運休する。

中部-天津線を3月まで期間運休するJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALの中部-天津線は、ボーイング737-800型機(2クラス144席)で週7往復運航していたが、新型コロナウイルスの影響で今月11日から週3往復、26日から週2往復と段階的に減便し、今回の期間運休となった。28日と3月2日の天津発中部行きJL840便は運航する。

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