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エアバス、純利益20%増13億ユーロ 民間機納入減で減収=26年7-9月期

 エアバスが発表した2026年7-9月期連結決算は、純利益が前年同期比20%増の13億4400万ユーロ(約2368億8000万円)だった。民間航空機の納入減などで減収となった一方、最終増益となった。2026年12月期の通期見通しは変更なし。引き渡しは870機前後を見込んでおり、調整後EBIT(財務・法人所得税前利益)は75億ユーロ程度を想定している。

26年7-9月期の純利益が20%増の13億ユーロとなったエアバス=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 売上高は2%減の174億6900万ユーロ。調整後EBITは9%減の17億6800万ユーロ、EBIT(財務・法人所得税前利益)は3%増の18億500万ユーロだった。EBITに含まれる一時的な調整項目は、前年同期の1億9400万ユーロのマイナスから、3700万ユーロのプラスとなった。

 民間航空機部門の売上高は2%減の127億8800万ユーロ、調整後EBITは12%減の13億7500万ユーロだった。ヘリコプター部門は、売上高が前年同期並みの19億6600万ユーロ、調整後EBITは17%減の2億500万ユーロだった。グループ防衛宇宙部門のエアバス・ディフェンス・アンド・スペースは、売上高が1%減の30億2500万ユーロ、調整後EBITは19%増の1億8500万ユーロとなった。

 7-9月期の民間航空機の引き渡しは、前年同期より5機少ない196機。受注は172機増の288機だった。キャンセルを差し引いた純(ネット)受注は284機(前年同期112機)で、9月末時点の受注残は9310機となった。民間機の納入減や、民間航空機・ヘリコプター両部門での製品構成が採算面で不利だったこと、旧スピリット・エアロシステムズが手掛けていた事業の統合が調整後EBITの減少に影響し、防衛宇宙部門の業績改善が一部を補った。

 単通路(ナローボディー)のうち、A320ファミリーは2027年末までに月産70-75機に到達し、その後は月産75機での安定を見込む。A220は2028年に月産13機を目標とする。双通路(ワイドボディー)機のうち、A350は2028年に月産12機体制を目指す。A330は2029年に月産5機へ引き上げる計画を維持した。

 2026年12月期の業績見通しは、世界貿易や世界経済、航空需要、サプライチェーンなどに追加的な混乱がないことを前提とする。見通しはM&Aを除き、現行関税の影響を含む。調整後EBITは75億ユーロ程度、顧客向け融資前フリーキャッシュフローは45億ユーロ程度を見込む。

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