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ANA、A380初受領 総2階建て、5月から成田-ホノルル線

 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は現地時間3月20日、エアバスA380型機の初号機(登録記号JA381A)を仏トゥールーズで受領した。日本の航空会社にA380が引き渡されるのは初めてで、5月24日から成田-ホノルル線に投入する。

*成田到着の記事はこちら [1]
*トゥールーズ離陸の記事はこちら [2]

トゥールーズで開かれたA380の納入式典に出席するANAホールディングスの片野坂社長ら=19年3月20日 PHOTO: Yuriko NAKAO/Aviation Wire

 ANAHDは、総2階建てとなるA380の新造機を3機発注済みで、すべて成田-ホノルル線に投入する。初号機が週3往復で就航後、7月1日から2号機(JA382A)を投入し、週10往復に拡大。最後の3号機(JA383A)は、2020年4-6月期に受領を計画している。

 座席数は4クラス520席で、ANAのホノルル線では初のファーストクラスが8席、ビジネスクラスが56席、プレミアムエコノミーが73席、エコノミーが383席。エンジンはロールス・ロイス製トレント900を採用した。

 ファーストは日本初のドアを備えた個室型シートを採用し、ビジネスは家族やカップルが隣同士で座れるペアシートを設けるほか、エコノミー後方には日本の航空会社初となるカウチシート「ANA COUCHii」を導入する。

 「空飛ぶウミガメ」の意味を持つ「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」と名付け、全機にハワイの空と海、夕陽をイメージした特別塗装を施す。初号機が青(ANAブルー)、2号機が深緑(エメラルドグリーン)、3号機がオレンジ(サンセットオレンジ)と、1機ごとに色が異なるデザインが採用された。

 20日のデリバリーセレモニーには、ANAHDの片野坂真哉社長やエアバスのトム・エンダースCEO(最高経営責任者)らが出席。機体の前でテープカットし、引き渡しを祝った。成田空港には、21日午後に到着する見通し。

*写真は8枚。

トゥールーズで開かれた納入式典で姿を現すANAのA380=19年3月20日 PHOTO: Yuriko NAKAO/Aviation Wire

トゥールーズで開かれたA380の納入式典でテープカットするANAホールディングスの片野坂社長ら=19年3月20日 PHOTO: Yuriko NAKAO/Aviation Wire

トゥールーズでANAに引き渡されたA380初号機=19年3月20日 PHOTO: Yuriko NAKAO/Aviation Wire

トゥールーズで引き渡されたA380初号機の前でポーズをとるANAのパイロットと客室乗務員=19年3月20日 PHOTO: Yuriko NAKAO/Aviation Wire

トゥールーズでANAに引き渡されたA380初号機=19年3月20日 PHOTO: Yuriko NAKAO/Aviation Wire

トゥールーズでANAに引き渡されたA380初号機=19年3月20日 PHOTO: Yuriko NAKAO/Aviation Wire

トゥールーズでANAに引き渡されたA380初号機=19年3月20日 PHOTO: Yuriko NAKAO/Aviation Wire

関連リンク
Delivery Ceremony: First A380 to All Nippon Airways (ANA) [3](YouTube)
#hawaii24 [4](ANAの特設サイト)
全日本空輸 [5]
Airbus [6]
エアバス・ジャパン [7]

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