- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

JAL A350-1000 10号機就航、初便はダラスへ 年度内11機に

 日本航空(JAL/JL、9201)は7月29日、エアバスA350-1000型機の10号機(登録記号JA10WJ)を就航させた。初便はダラス・フォートワース行きJL12便で、羽田空港の114番スポットから午前11時9分(定刻10時55分)に出発した。

羽田空港のC滑走路を離陸するJALのA350-1000 10号機JA10WJ初便ダラス行きJL12便=25年7月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 10号機は現地時間15日(日本時間16日)に受領し、羽田には18日に到着。客室に金の鶴丸ロゴを掲げるなど就航前の整備作業が羽田で行われた。初便のダラス行きJL12便は、現地時間29日午前9時10分の到着を予定している。

 A350-1000はボーイング777-300ER型機の後継機で、同数の13機を導入予定。今年度は11機がそろう計画で、10号機の就航であと1機となった。

JAL A350-1000の個室ファーストクラス=24年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

トゥールーズから羽田空港へ到着したJALのA350-1000 10号機JA10WJ=25年7月18日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire

 座席数は4クラス239席で、ファーストクラスとビジネスクラスはJAL初の個室タイプのシートを採用。ファーストが6席(1列1-1-1席)、ビジネスが54席(同1-2-1席)、プレミアムエコノミーが24席(同2-4-2席)、エコノミーが155席(同3-3-3席)で、ファーストクラスは座席上のオーバーヘッドビン(手荷物収納棚)をすべてなくし、ビジネスは窓側のみとすることで開放感のある客室に仕上げた。

 新たな国際線のフラッグシップとなったA350-1000は、2024年1月24日に就航。1路線目の羽田-ニューヨーク線を皮切りに、ダラス・フォートワース線、ロンドン線、パリ線、ロサンゼルス線の計5路線に投入されている。

羽田空港のC滑走路を離陸するJALのA350-1000 10号機初便ダラス行きJL12便=25年7月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港のC滑走路を離陸するJALのA350-1000 10号機JA10WJ初便ダラス行きJL12便=25年7月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港のC滑走路を離陸するJALのA350-1000 10号機初便ダラス行きJL12便=25年7月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港のC滑走路を離陸するJALのA350-1000 10号機初便ダラス行きJL12便=25年7月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港のC滑走路を離陸するJALのA350-1000 10号機初便ダラス行きJL12便=25年7月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関連リンク
JAL国際線 AIRBUS A350-1000 [1]
日本航空 [2]

10号機
JAL A350-1000、10号機が羽田到着 間もなく10機体制に [3](25年7月18日)

ロゴ入り運航終了へ
JAL A350-1000初号機、赤いロゴ7月末まで 通常塗装に [4](25年7月17日)

トゥールーズ離陸やロゴ入り2機並び
JAL A350-1000、ロゴ入り2機並ぶ 特集・777-300ERから進む世代交代 [5](24年5月5日)
JAL、A350-1000初号機が羽田へ翼振り出発 19年ぶり旗艦機刷新 [6](23年12月14日)

パリ・ロサンゼルス就航
JAL A350-1000、ロサンゼルス就航 ロゴ入り初号機で初の米西海岸へ [7](25年6月30日)
JAL、A350-1000パリ就航 母国”里帰り”前に4機並び [8](25年5月1日)

25年度
「就航したての機体のように」JAL A350-1000初の重整備完了へ、2号機ロゴなしに [9](25年4月15日)
JAL A350-1000、25年度3機増で11機体制「パリや西海岸展開したい」 [10](24年11月1日)

動画(YouTube Aviation Wireチャンネル [11]
JAL A350-1000 ロンドン線初便 羽田出発 [12]

写真特集・JAL新旗艦機A350-1000
(1)ダブルベッドも可能な個室ファーストクラス [13]
(2)個室内で完結する足もと広々ビジネスクラス [14]
(3)後ろを気にせず電動リクライニングできるプレエコ [15]
(4)4K13インチ画面エコノミーは快適さ追求 [16]