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関空、中国便欠航85%に 週517便、24日から

 関西空港を運営する関西エアポート(KAP)は2月21日、関空と中国本土を結ぶ旅客便のうち、24日から3月1日までの1週間で前週比25便(5%)増の517便が欠航することを明らかにした。これまでと同じく欠航理由を確認できていないものもあり、すべての欠航便が新型コロナウイルスに関係するかはわからないという。

中国便欠航が85%に達する関西空港=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 関空から中国本土へは43都市へ乗り入れており、2月は1週間あたり612便の運航が計画されていた。今回の欠航便数は、週間計画便数の85%にあたる。

 香港とマカオについても、合わせて週59便の欠航が決定。計画では週128便の運航を予定しており、欠航は計画の46%にあたる。

 台湾路線は12便が欠航。週134便の計画で、9%にあたる便が欠航する。

 日本の航空会社では、全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)などが、日本と中国本土を結ぶ路線の一部を運休・減便すると発表している。

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