スターフライヤー(SFJ/7G、9206)は5月27日、充電用のUSBケーブルの貸し出しを6月1日から始めると発表した。中国Ankerグループの日本法人アンカー・ジャパン(東京・港区)と連携し、全便で提供する。国土交通省航空局(JCAB)は4月から機内でのモバイルバッテリー使用ルールを厳格化しており、ケーブルの貸し出しのほか、モバイルバッテリー使用時の啓発活動も順次展開する。

アンカー・ジャパンと連携し機内で充電用USBケーブルの貸し出しを始めるスターフライヤー(アンカー・ジャパン提供)
貸し出す充電ケーブルは、「Anker Prime 高耐久ナイロン USB-C & USB-C ケーブル 240W」「Anker USB-C & USB-A ケーブル」の2種類。座席に備え付けの充電用USB端子Type-C(最大出力60W)とType-A(同10.5W)から、手持ちの端末に充電できるようにする。
また両社で連携し、モバイルバッテリーの機内持ち込みルールに関する啓発コンテンツを共同で制作・発信するほか、客室乗務員向けに安全使用へのナレッジ共有・研修サポートも予定する。
国交省は、モバイルバッテリーの機内持込みに関する新ルールを4月24日から適用。機内に持ち込めるモバイルバッテリーを1人2個までに制限するほか、機内でモバイルバッテリー自体を充電することや、モバイルバッテリーからほかの電子機器へ充電することも禁止している(関連記事 [1])。

スターフライヤーが貸し出しを始めるAnkerの充電用USBケーブル(アンカー・ジャパン提供)

スターフライヤーが貸し出しを始める「Anker Prime 高耐久ナイロン USB-C & USB-C ケーブル 240W」(右)と「Anker USB-C & USB-A ケーブル」(アンカー・ジャパン提供)
関連リンク
スターフライヤー [2]
アンカー・ジャパン [3]
各社の充電環境と変換アダプターの危険性
・モバイルバッテリー機内規制強化、航空各社の充電環境は? USB Type-C普及で危うい変換アダプター [4](26年2月27日)
国交省の新ルール
・モバイルバッテリー2個まで、機内充電禁止 4/24から国交省新ルール [1](26年4月14日)
・モバイルバッテリー機内2個まで 国交省が4月改正、パブコメ募集 [5](26年2月27日)
動画(YouTube Aviation Wireチャンネル [6])
・「火元はモバイルバッテリー」JAL CAが火災対応を実演 [7]
JAL CAの訓練
・JAL、CAがモバイルバッテリー火災想定し訓練 手元で管理を [8](25年12月2日)
ICAO
・機内のモバイルバッテリー2個まで ICAO新規程、飛行中の再充電禁止 [9](26年3月28日)
国内各社の対応
・モバイルバッテリーの機内持込、手荷物棚”禁止” 7/8から手元で管理 [10](25年7月7日)
・モバイルバッテリー、手荷物棚に収納“禁止” 国交省が安全対策強化 [11](25年7月1日)
・モバイルバッテリーの機内使用、大手2社は現状維持 耐熱袋などで安全対策 [12](25年3月14日)
モバイルバッテリー
・大韓・アシアナら5社、モバイルバッテリー使用禁止に 1/26から全便 [13](26年1月23日)
・エアアジア、モバイルバッテリー4/1から禁止 飛行中の使用や充電 [14](25年3月28日)
・タイ国際航空、モバイルバッテリー3/15から禁止 [15](25年3月14日)
・シンガポール航空、モバイルバッテリー使用・充電4/1から禁止 [16](25年3月12日)
・エバー航空とチャイナエア、モバイルバッテリー使用・充電禁止 台湾各社足並み揃う [17](25年2月28日)
・エアプサン香港行きBX391便、釜山出発前に火災 乗客3人けが [18](25年1月29日)