ANAホールディングス（ANAHD、9202）傘下のエアージャパン（AJX/NQ）は9月4日、新ブランド「AirJapan」で運航する成田－シンガポール線を増便すると発表した。ボーイング787-8型機の3号機導入によるもので、11月20日からは週7往復（1日1往復）の毎日運航となる。
787-8の3号機導入により成田－シンガポール線を増便するAirJapan（写真は2号機 JA801A）＝24年4月PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
現在の同路線は週5往復で、成田発は11月25日以降の火曜と水曜、現地発は26日以降の水曜と木曜を増便する。運航スケジュールは変更なし。シンガポール行きNQ3便は成田を午後5時5分に出発し、午後11時45分に着く。成田行きNQ4便は午前0時55分にシンガポールを出発し、午前8時40分に到着する。
同社によると、3号機の導入により既存路線の増便や新規路線の開設も計画しているという。詳細は決定後に発表する見通し。
AirJapan便で運航する787-8（1クラス324席）は、全日本空輸（ANA/NH）便で運航していた787-8の客室を改修して投入しており、現在2機が就航。シートピッチは海外のFSCのエコノミークラスと同等の32インチ（約81センチ）で、東南アジアのLCCで主流の28-29インチより広くした。ANAの国際線用787は34インチ、国内線用は31インチで、グループ内では中間のピッチとなり、中距離国際線でも過ごしやすくしている。
運航スケジュール
NQ3 成田（17:05）→シンガポール（23:45）運航日：11/20以降の毎日
NQ4 シンガポール（00:55）→成田（08:40）運航日：11/20以降の毎日
関連リンク
AirJapan [1]
3号機
・AirJapanの787、3号機は26年1-3月期就航へ [2]（25年2月3日）
・AirJapan、3号機を25年度受領へ 今年度は2機体制 [3]（24年4月26日）
搭乗記・AirJapan 成田－シンガポール線
前編 チャンギ空港0.5泊3日の旅 [4]
後編 入国しないと入れない「ジュエル」 [5]
AirJapan
・エアージャパン、CA経験不問で募集 総合職は初の通年採用 [6]（25年6月18日）
・AirJapan、冬ダイヤ航空券発売 シンガポール1.8万円 [7]（25年6月10日）
・AirJapan、最上位プランの払戻手数料引き下げ 標準は出発2時間前まで購入可 [8]（25年3月31日）
・AirJapan、払戻手数料と座席指定見直し 冬ダイヤから使いやすく [9]（24年10月27日）
・ANA新ブランドAirJapan、初便就航 訪日客狙い成田－バンコク [10]（24年2月9日）
・ANA新ブランド「快適性」と「訪日客」が焦点 特集・LCCじゃないAirJapan”いいとこ取り” [11]（22年3月9日）
・ANA第3ブランド「AirJapan」787でフルサービスとLCC“良いところ取り”23年度下期就航へ [12]（22年3月8日）
写真特集・ANA新ブランドAirJapan 787-8初号機
・ギャレー跡地は広々 [13]（24年2月14日）