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JAL出資の米ブームXB-1、初の超音速飛行1/28挑戦 ライブ配信も

 超音速旅客機「オーバーチュア(Overture)」を開発中の米ブーム・スーパーソニック(Boom Supersonic、本社デンバー)は、技術実証機「XB-1」(登録記号N990XB)による初の超音速飛行を、太平洋標準時1月28日午前(日本時間同日午後)に予定している。

ブームの超音速実証機XB-1(同社提供)

 XB-1は2024年3月22日に初飛行し、これまでに11回の試験飛行をカリフォルニア州のモハベ(モハーヴェ)空港・宇宙港を拠点に実施。初の超音速飛行をライブ配信する予定で、太平洋標準時間28日午前6時45分(日本時間同日午後11時45分)から。安全性や天候などの理由で、飛行日時が変更される場合がある。

 2人乗りのXB-1は主翼の形状はデルタ翼を採用し、エンジンは既存のGE製J85-15が3基。アフターバーナーを使ってマッハ2.2(時速換算2335キロ)の実現を目指す。ブームは、XB-1で超音速飛行の技術を検証し、同社初の超音速旅客機であるオーバーチュアの開発につなげる。

 オーバーチュアはエンジンが4基となり、アフターバーナーを使わずに現在の民間航空機の2倍となる速度を実現し、マイアミからロンドンまで5時間弱、ロサンゼルスからホノルルまで3時間で結ぶ。

 ブームには日本航空(JAL/JL、9201)も出資しており、実際に量産するオーバーチュアは、ユナイテッド航空(UAL/UA)などが発注している。

モハベから初飛行するブームの超音速実証機XB-1(同社提供)

Overtureの客室イメージイラスト(Boom提供)

デンバーのBoom本社に展示されたOvertureの新旧モデルプレーン。手前が現行設計によるもの=19年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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