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ANA、関西-杭州減便 3月は一時運休

 全日本空輸(ANA/NH)は2月20日、1日1往復運航する関西-杭州線について、23日から減便すると発表した。感染が拡大する新型コロナウイルス(COVID-19)の影響での需要低下によるもので、減便後の3月1日から28日までは運休し、夏ダイヤが始まる翌29日の再開を予定している。冬ダイヤ期間中、ANAは中国本土と香港路線を週186往復計画していたが、今回の発表で計画の42%にあたる週78往復に減少する。

関西-杭州線を減便後に一時運休するANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 2月23日から29日まで週4往復に減便し、火曜と木曜、土曜、日曜に運航する。3月1日から28日までは期間運休する。

 ANAの杭州路線は関空と成田の2路線で、1日1往復ずつ運航。成田-杭州線は2月10日から3月28日まで運休している。

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