ANAホールディングス(ANAHD、9202)は7月29日、エンブラエルE190-E2型機を8機追加発注すると発表した。2025年2月に決定した20機に続く発注で、今回の8機は確定発注となる。確定発注は計23機に増加し、オプション5機を含めると最大28機を導入する。

ANAが追加発注するE190-E2(写真は模型)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
同日開催した取締役会で追加発注を決めた。2025年2月25日に発注を決定した20機は、確定発注15機とオプション5機。今回の8機は、全日本空輸(ANA/NH)とアイベックスエアラインズ(IBEX、IBX/FW)の両社が展開するANA便の受委託事業向けとして発注する。
IBEXにはANAHDから機体をリースし、E190-E2の全席分をANA側が買い取る。路線計画や販売はANA、パイロットと客室乗務員はIBEXといった体制になる。
E190-E2は100席クラスのリージョナルジェット機で、ANAHDは最新エンジンや技術により低燃費・低騒音を実現し、運航コストを抑制できる機材としている。国内線で中長期的に需給に合わせた運航を進める狙いがある。メーカー標準座席数は1クラス106席、2クラス97席で、最大114席を設定できる。
機体のメーカー公表値は、全長36.3メートル、全高10.7メートル、全幅33.7メートル。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製PW1900Gで、航続距離は5278キロとなる。
ANA便の運航を受託するIBEXは、MHI RJ(旧ボンバルディア)CRJ700型機(1クラス70席)を保有。受託事業を開始予定の2029年から順次退役させ、E190-E2への運航体制へ移行する。
IBEXと「運航業務の管理の受委託」
・ANAとIBEX、国内線の受委託合意 E190-E2で29年度めど [3](26年7月29日)
・ANA、777Xと737MAX受領遅れ IBEXと提携しE190-E2追加発注 [4](26年7月29日)
ANAのE190-E2
・ANA、E190-E2パリ航空ショーで正式発注 28年度から国内初導入、エンブラエルとも初契約 [5](25年6月17日)
・ANA、過去最多77機発注 E190-E2国内初導入、超長距離A321XLRをピーチに [6](25年2月25日)
・エンブラエル、ANAから初受注 E190-E2を最大20機 [7](25年2月25日)
運航会社
・ANA井上社長、E190-E2運航会社「適切なタイミングで」判断 [8](25年6月8日)
エンブラエル マイヤーCEOインタビュー
・エンブラエル民間機CEO、ANAのE190-E2導入「大きな意味」トランプ関税は「米国に跳ね返る [9](25年4月22日)
エンブラエルの受け止め
・E190-E2はなぜ日本に適しているのか エンブラエル、ANA導入に手応え [10](25年5月9日)
解説記事
・ANAはなぜエンブラエルを選んだのか 完結編・どうなるスペースジェット跡目争い [11](25年2月26日)
E190-E2機内の動画(YouTube Aviation Wireチャンネル [12])
・E190-E2 Media flight at Funborough Air Show 2018 [13]
E190-E2搭乗記
・エンブラエル、E190-E2初のメディアフライト MRJ最大のライバル、ファンボロー開幕前に [14](18年7月16日)
E2の動き
・エンブラエル、E190-E2に高速Wi-Fi インテルサットと契約 [15](25年4月10日)
スペースジェット開発中止
・【独自】スペースジェット、開発中止決定 次期戦闘機に知見生かす [16](23年2月6日)
・三菱重工、泉澤社長がスペースジェット開発中止説明へ 2/7決算会見に出席 [17](23年2月7日)