エールフランス-KLMグループ傘下のエールフランス航空(AFR/AF)とKLMオランダ航空(KLM/KL)は、両社が展開するマイル会員制度「Flying Blue(フライング・ブルー)」のステータスマッチキャンペーンを実施している。日系を含む他社の上級会員資格を持つ利用者が、フライング・ブルーの上級ステータスを有料で獲得できる。全日本空輸(ANA/NH)の「SFC(スーパーフライヤーズカード)」会員は、ステータスマッチによる付与対象の最上位「プラチナ」を申請できる。

有料ステータスマッチを実施しているエールフランスとKLM=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
日本在住者が申請する場合の申請料は、「プラチナ」が399ドル(約6万4600円)、「ゴールド」が299ドル(約4万8400円)、「シルバー」が99ドル(約1万6000円)となる。
キャンペーン対象者は、フライング・ブルーのシルバー、ゴールド、プラチナのいずれかのステータスを1年間維持し、ボーナスマイルの加算や優先チェックイン・搭乗、無料の座席指定などの特典を受けられる。ゴールドとプラチナ会員は、スカイチーム加盟各社が設けているラウンジも利用できる。
日本の大手2社の場合、ANAの「ANAマイレージクラブ(AMC)」会員は、「ダイヤモンド」「SFC」をフライング・ブルーの「プラチナ」、AMCの「プラチナ」を「ゴールド」、「ブロンズ」を「シルバー」にステータスマッチできる。
日本航空(JAL/JL、9201)の「JALマイレージバンク(JMB)」は、「JGCダイヤモンド」「JGCプレミア(JGP)」をフライング・ブルーの「プラチナ」、「JGCサファイア」「JGCクリスタル」「JGC」を「ゴールド」、「クリスタル」を「シルバー」、にステータスマッチできる。
ANAは、SFCの制度改定を今年4月に発表。ANAカードを年間300万円以上利用しないと、「スターアライアンス・ゴールド」をはじめとする従来の特典が事実上剥奪される見直しで、ネットを中心に強い反発を呼んでいる。ANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)の株主総会前日となる6月25日には、改定内容の見直しを検討していると発表。9月末までに詳細を案内する。
*有料ステータスマッチの対象航空会社はこちら [1]。
関連リンク
Flying Blue Status Match [2]
動画解説
・【PIVOT】ANA SFC改定・国内線サービス問題・JAL株総を当紙編集長が解説 [3]
ANA
・ANA、SFC改定とラウンジ混雑「2030年度さらに悪化」国内線システム混乱は7月解消視野=株主総会 [4](26年6月26日)
・ANA、上級会員「SFC」改定を見直し 9月末までに発表 [5](26年6月25日)
特集・ANA新制度 顧客との温度差
(1)プレミアムクラスが「ファーストクラス」表記に [6]
(2)家族連れ注意!国内線最安運賃は座席指定24時間前から [7]
(3)SFC改定「300万円の壁」だけでない反発理由 [8]
JAL
・JAL鳥取社長、CA飲酒問題陳謝 マイル制度「JGC」見直さず=株主総会 [9](26年6月23日)
24年の有料ステータスマッチ
・SFCがプラチナに エールフランスKLM、有料ステータスマッチ [10](24年12月13日)