機材整備のため、アイスランドの首都レイキャビク近郊にあるケプラヴィーク国際空港へダイバート(目的地変更)した日本航空(JAL/JL、9201)のエアバスA350-1000型機(登録記号JA02WJ)が現地時間6月17日、整備作業を終えて羽田空港へ向けて出発した。羽田到着は18日早朝となる見通し。

JAL A350-1000 2号機=24年1月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ケプラヴィークへダイバートしたのは、14日の羽田発ロンドン行きJL43便。右エンジンのオイルシステムに不具合が出たため、到着地をヒースロー空港からケプラヴィークへ変更した。その後、JALは代替機材としてA350-1000の3号機(JA03WJ)による救援便を手配し、15日に機材を3号機に変更した上で、ケプラヴィークからロンドンのヒースロー空港へJL43便の運航を再開した。
JL43便の運航後、3号機は乗客を乗せないフェリーフライトの羽田行きJL44D便としてヒースローを16日午前9時10分に出発し、羽田には17日午前6時35分に戻った。その後、3号機は17日のニューヨーク行きJL6便に投入され、羽田の111番スポットを午前11時9分に出発して、同日10時41分にジョン・F・ケネディ空港へ到着する見通し。
一方、ケプラヴィークで整備を受けていた2号機は、17日午前9時11分(日本時間同日午後6時11分)すぎにフェリーフライトの羽田行きJL8190便として出発。羽田への到着は18日午前6時台となる見込み。
JALのA350-1000は、2024年1月24日に就航した国際線の最新フラッグシップで、ボーイング777-300ER型機の後継機。欧米など長距離国際線に投入する機材で、座席数は4クラス239席(ファーストクラス6席、ビジネスクラス54席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー155席)となっており、ファーストとビジネスは、JAL初の個室タイプを採用している。
777-300ERと同数の13機を発注済みで、11機を受領済み。一方、10号機(JA10WJ)は2025年12月14日にニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)で、牽引移動中だったアルキア・イスラエル・エアラインズ(AIZ/IZ)のA330-200(9H-ALC)にぶつけられ、運航から離脱しているため、現在は10機体制となっている。
また、高市早苗首相がフランス東部エビアンで開かれるG7サミット(主要7カ国首脳会議)などに出席するため、政府チャーター機に6号機(JA06WJ)を使用中。当初予定していた6号機に加え、整備が発生した2号機、救援機材として3号機が定期便の運航から離れていたが、3号機は17日から復帰し、2号機も羽田へ18日に戻ることから、JALのA350-1000の運航は通常通りに戻りつつある。
10号機も復帰のめどが立ち、11機体制に戻ることから、A350-1000を投入する便を拡充。週14往復(1日2往復)運航している羽田-ロンドン線のうち、羽田を深夜に出発するJL41便と折り返しのロンドン発JL42便も、10月1日から2027年3月27日までA350-1000を投入する。
関連リンク
JAL国際線 AIRBUS A350-1000 [1]
日本航空 [2]
搭乗記・JAL A350-1000ファーストクラスの実力
(1)ダブルベッド個室で羽田→パリ14時間半 [3](26年5月26日)
写真特集・JAL新旗艦機A350-1000
(1)ダブルベッドも可能な個室ファーストクラス [4]
(2)個室内で完結する足もと広々ビジネスクラス [5]
(3)後ろを気にせず電動リクライニングできるプレエコ [6]
(4)4K13インチ画面エコノミーは快適さ追求 [7]
レイキャビク
・JALロンドン行きJL43便、レイキャビクから再出発 A350-1000不具合で機材変更 [8](26年6月16日)
・JAL、レイキャビクへA350-1000救援便 ロンドン行きJL43便不具合で [9](26年6月15日)
初のチャーター
・JAL A350-1000、高市首相外遊が初チャーター G7で欧州へ [10](26年6月14日)