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A350-1000に2人用「マスタースイート」新ファーストクラスをエアバス提案

 エアバスは、A350-1000型機向けの次世代個室ファーストクラス構想「ファーストクラス・エクスペリエンス(First Class Experience)」を、独ハンブルクで4月16日まで開かれている航空機内装品展「AIX 2026(エアクラフト・インテリア・エキスポ2026)」で公開した。A350-1000の客室空間を見直し、より広いファーストクラス区画を設ける提案となる。

エアバスが提案するA350-1000向け最新ファーストクラス(同社提供)

 構想の核となるのは、2通路の中央に設ける2人用の「ファーストクラス・マスタースイート」。専用の化粧室や着替えエリア、バー、ダブルベッドを備える。客室レイアウトは横3席の「1-1-1」配列を想定し、最前方の1番ドア(L1-R1)から2番ドア(L2-R2)までの床面積をファーストクラスに最大限割り当てる。

 客室内の化粧室や収納スペース、前方乗員休憩室(FCRC)への階段は、ドア1後方の新設「センターモジュール」に移す。これにより客室の収益エリアを広げ、乗員の往来による影響を減らしてプライバシー向上も図る。

 空間演出では、立体的な天井パネルやドア1のウェルカム照明、バーチャル・パノラマ・ウィンドウを盛り込んだ。エアバスは、A350-1000の大型機体と高い天井を、最上位客室の導入に適した特徴と位置付けている。昨年はAR(拡張現実)による3D展示だったが、今年はより具体的な客室コンセプトを示した。

 エアバスによると、発注済みのA350にファーストクラスを導入することを決めた顧客は計10社で、一部はすでに運航している。約5社が現在カスタマイズ段階にあり、今回の構想に含まれる要素を採り入れる可能性があるという。最初の機体が就航するのは2030年ごろを見込む。

 日本国内の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)がA350-1000を導入し、2024年1月24日に就航。座席数は4クラス239席で、ファーストクラスとビジネスクラスは、JAL初の個室タイプのシートを採用し、ファーストが6席(1列1-1-1席)、ビジネスが54席(同1-2-1席)、プレミアムエコノミーが24席(同2-4-2席)、エコノミーが155席(同3-3-3席)となっている。発注済み13機のうち、11機を受領済み。

エアバスが提案するA350-1000向け最新ファーストクラス(同社提供)

エアバスが提案するA350-1000向け最新ファーストクラス(同社提供)

エアバスが提案するA350-1000向け最新ファーストクラス(同社提供)

エアバスが提案するA350-1000向け最新ファーストクラス(同社提供)

エアバスが提案するA350-1000向け最新ファーストクラス(同社提供)

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