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ZIPAIR、Starlinkで機内WiFi開始 無料で高速・安定ネット接続

 ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)は2月26日、米スペースXの衛星通信「Starlink(スターリンク)」による機内インターネット接続サービスを始めたと発表した。アジアの航空会社で初めて。上空でも地上と同程度の高速で安定した通信環境を提供し、既存の機内Wi-Fiと同様に無料で利用できる。

Starlinkによる機内インターネット接続サービスを始めたZIPAIR=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 Starlinkは、低軌道衛星を多数運用することで低遅延でのデータ通信が可能。ZIPAIRは、2023年からスペースXとともに技術検証を進め、ストリーミング視聴やオンラインゲームなど大容量通信を伴う利用も機内で快適に行える環境を整えた。

 Starlinkの搭載は、26日に運航を開始した改修初号機に続き、順次残りの機体にも広げ、今春までに全8機への導入を完了し、段階的に対象便を拡大する。2026年度に受領する新造機は当初から搭載し、将来的には全機・全路線での提供を目指す。

 ZIPAIRの西田真吾社長は「高速インターネット接続を無料で提供することで、新たな旅行の“NEW BASIC”を確立したい」と述べた。

 ZIPAIRは日本航空(JAL/JL、9201)が100%出資する中長距離LCC(低コスト航空会社)で、2020年6月3日に就航。現在の就航地は9都市で、バンコク、ソウル、ホノルル、シンガポール、ロサンゼルス、サンノゼ、サンフランシスコ、バンクーバー、ヒューストンへ乗り入れており、太平洋を横断した初のLCCとなった。

 23日からは、成田と米フロリダ州オーランドを結ぶチャーター便の運航を始め、フロリダ州にあるテーマパーク「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」への観光需要を取り込む。

 機材は787-8が8機で、2026年度に新造機2機を受領し、10機体制を構築。2027年度からは、現在JALが運航している787-9のうち10機程度を改修して導入し、2030年代前半に向けて現在の2倍以上の事業規模に拡大していく。

関連リンク
ZIPAIR [1]
Starlink [2]

Starlink
ZIPAIR、Starlinkで機内WiFi 26年春導入 オーランドチャーター先行も [3](25年10月28日)
ZIPAIR、衛星通信Starlinkの技術実証 スペースXと機内ネット高速化へ [4](23年1月31日)

ディズニーとツアー
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機材
ZIPAIR、787-9を27年度以降導入 JAL機を10機規模改修 [7](25年3月19日)

機内の動画(YouTube Aviation Wireチャンネル [8]
ZIPAIR 787-8 JA822J機内公開 フルフラットシートも [9]

写真特集・ZIPAIR 787-8の機内
(1)フルフラット上級席ZIP Full-Flatは長時間も快適 [10]
(2)個人用モニターなし、タブレット置きと電源完備のレカロ製普通席 [11]
(3)LCC初のウォシュレット付きトイレ [12]