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JAL A350-1000、イスラエル機接触でNYなど欠航30便 2月も影響の可能性

 日本航空(JAL/JL、9201)は、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)で現地時間12月14日に、駐機中のエアバスA350-1000型機(登録記号JA10WJ)に対し、アルキア・イスラエル・エアラインズ(AIZ/IZ)のA330-200(9H-ALC)が接触したトラブルの影響で、25日から1月30日にかけて、ニューヨーク線やロンドン線など国際線5路線で計30便の欠航を決めた。ダラス・フォートワース線などでは機材変更が生じる。当初は遅延で対応していたが、国際線の基幹路線で欠航が発生することになった。

JFK空港で駐機中にイスラエル機に接触されたJALのA350-1000 10号機JA10WJ。今年7月に受領したばかりだった=25年7月18日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire

 欠航となるのは計15往復30便。路線別では、羽田-ニューヨーク線(JL6/5便)が31日と1月12日、22日、24日、30日の計5往復10便、羽田-ダラス・フォートワース線(JL12/11便)が1月18日と26日、28日の計3往復6便、成田-シカゴ線(JL56/55便)が25日と27日、29日の計3往復6便、羽田-ロンドン線(JL43/44便)が1月10日と14日、20日の計3往復6便、羽田-パリ線(JL45/46便)が1月16日の1往復2便となる。

 機材変更も発生。羽田-ダラス・フォートワース線(JL12/11便)では、25日から29日の奇数日と、1月2日から8日の偶数日の計7日間、A350-1000をボーイング777-300ER型機に変更して運航する。 このほか、玉突き的な機材繰りの影響で、1月1日から18日の羽田-北京線(JL21/22便)は787から767-300ERへ、1月4日などの羽田-上海(虹橋)線(JL81/82便)は777-300ERから787へ、それぞれ変更となる。

 接触トラブルはJFK空港で14日午前0時40分ごろ発生。整備作業を終えて駐機中だったJALのA350-1000に、牽引移動中だったアルキア・イスラエル・エアラインズのA330-200の右主翼が接触した。JAL機はコックピットの窓などに損傷を受け、現地での整備処置が必要となった。接触当時、両機に乗客はおらず、けが人はいなかった。

 当初は遅延での対応を中心としていたが、当該機が運用から外れる期間が続くため、欠航や他機種への変更で対応する。

 JALのA350-1000は現在10機で、10号機は今年7月29日に就航したばかり。JALによると、2月1日以降の影響については改めて発表するという。

影響便
◆羽田-ニューヨーク(欠航)
JL6 羽田→ニューヨーク
・欠航日:12/31、1/12、22、24、30
JL5 ニューヨーク→羽田
・欠航日:12/31、1/12、22、24、30

◆羽田-ダラス・フォートワース(欠航・機材変更)
JL12 羽田→ダラス・フォートワース
・欠航日:1/18、26、28
・機材変更(777-300ER):12/25、27、29、1/2、4、6、8
JL11 ダラス・フォートワース→羽田
・欠航日:1/18、26、28
・機材変更(777-300ER):12/25、27、29、1/2、4、6、8

◆成田-シカゴ(欠航)
JL56 成田→シカゴ
・欠航日:12/25、27、29
JL55 シカゴ→成田
・欠航日:12/25、27、29

◆羽田-ロンドン(欠航)
JL43 羽田→ロンドン
・欠航日:1/10、14、20
JL44 ロンドン→羽田
・欠航日:1/10、14、20

◆羽田-パリ(欠航)
JL45 羽田→パリ
・欠航日:1/16
JL46 パリ→羽田
・欠航日:1/16

◆羽田-北京(機材変更)
JL21 羽田→北京
・機材変更(767-300ER):1/1-18
JL22 北京→羽田
・機材変更(767-300ER):1/1-18

◆羽田-上海虹橋(機材変更)
JL81 羽田→上海虹橋
・機材変更(787):1/4、8、9
JL82 上海虹橋→羽田
・機材変更(787):1/4、8、9

関連リンク
JAL国際線 AIRBUS A350-1000 [1]
日本航空 [2]

駐機中にイスラエル機接触
駐機中のJAL A350-1000にイスラエル機JFK空港で接触 19日から国際線16便遅延 [3](25年12月17日)

A350-1000
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追加発注
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動画(YouTube Aviation Wireチャンネル [7]
JAL A350-1000 ロンドン線初便 羽田出発 [8]

写真特集・JAL新旗艦機A350-1000
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