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エアバス、”ジブリ風”ベルーガXLの画像投稿 生成AIでアニメ調に

 エアバスは現地時間3月27日、生成AIでスタジオジブリのアニメ作品風に加工した画像を、同社のX(旧Twitter)アカウントに投稿した。シロイルカを意味する愛称が付けられた大型輸送機A330-700L「ベルーガXL(BelugaXL)」を、多くの人がスマートフォンで撮影している様子が描かれている。

エアバスがXに投稿した”ジブリ風”ベルーガXLの画像(同社Xから)

 米OpenAIが対話型AI「ChatGPT」に画像生成機能を統合したことを25日に発表して以降、ネット上ではこの機能を使って写真を好みの作風に変換した画像の投稿がXで相次いでいる。中でもスタジオジブリ作品に似せた「ジブリ風」が目立つ。

 エアバスは「ジブリの物語はいつも「飛ぶこと」を讃えてきました──その自由さ、美しさ、そして魂を。だからもちろん、私たちのBelugaXLもその流れに乗らないわけにはいきません」と投稿。ChatGPTの新機能を使ったとみられる画像を投稿した。

トゥールーズで飛行試験に向かうベルーガXL=19年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ベルーガはシロイルカを意味する愛称。ベルーガXLはA330-200F貨物機をベースに開発され、A300を基にした大型輸送機A300-600ST「ベルーガST」の後継機で、従来より1機多い6機が製造された。エンジンは、英ロールス・ロイス製トレント700を2基搭載し、2020年1月9日に就航した。

 輸送力をベルーガSTよりも30%向上させ、A350の主翼を2つ同時に運べるようにした。機体断面は1メートル広くなり、ペイロードも12%増えている。機体前方にはぱっちりとした「目」が描かれているが、最後に製造された6号機は、左側の目がいたずらっぽく笑っているような表情になっている。

 2024年10月には、中国の最終組立工場がある天津へA321neoの胴体を仏トゥールーズから運び、初めて欧州域外へ運航した。

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BelugaXL [1]
Airbus [2]

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