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JAL、フランクフルト5/8再開 ロシア以外の欧州便運航

 日本航空(JAL/JL、9201)は4月25日、ロシア便を除き5月8日から欧州路線をすべて再開すると発表した。フランクフルト線の運航を再開し、これまで貨物便中心だったパリ線をすべて旅客便に切り替える。一方、モスクワ線とウラジオストク線は6月30日まで運休を継続する。

フランクフルト線を再開するJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 5月8日から6月30日までの期間中、JALは欧州路線を羽田-ロンドン、ヘルシンキ、パリ、成田-フランクフルトの4路線運航。ロンドン線は1日1-2往復を継続し、ヘルシンキ線は従来の毎日運航を週2-3往復に変更、パリ線はこれまでの旅客機による貨物専用便をすべて旅客便に変更して週5往復運航、再開するフランクフルト線はボーイング787-9型機で週3往復運航する。

 運航ルートは、日本発はアラスカなどを飛ぶ「北回り」、欧州発は中央アジアなどを飛ぶ「南回り」でロシア領空を迂回(うかい)する世界一周ルートを継続。成田-フランクフルト線は、成田発JL407便が従来12時間5分だったのが迂回により3時間30分延びて15時間35分、フランクフルト発JL408便が従来の11時間15分が2時間15分増の13時間30分となる。

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