全日本空輸（ANA/NH）は、お盆期間の空港の予想混雑状況を確認できるページを同社のウェブサイト内に開設した。羽田と伊丹、新千歳、中部、福岡、那覇の6空港が対象で、8月7日から16日までの搭乗手続きカウンターなどの予想混雑状況を、3段階で表示している。
ANAが予測したお盆期間の羽田空港の混雑状況（同社サイトから）
予想混雑状況は、過去の実績と予約状況から算出。ANAが新型コロナウイルス対策をまとめている同社サイト内の「ANA Care Promise」に「空港の予想混雑状況について」というページを設けた。青色が空いている状態、オレンジが通常の混雑具合、赤が比較的混雑している状態を示している。
羽田の場合、8日土曜日は午前6時台から午後0時台までと、午後3時台から午後4時台がオレンジ色になっている。11日から13日までは、午前9時台までは混雑するものの、その他の日や時間帯は空いていると予想している。空港により混雑日や時間帯は異なる。新千歳や福岡はお盆休み最終日16日や前日が混雑し、那覇は10日以降の昼過ぎが混雑すると予測している。
7月31日にANAが発表したお盆休みの予約率は、国内線が前年同期比で43.6ポイント低い33.2％、国際線は56.9ポイント低い24.7％となっている。新型コロナの感染再拡大がみられることから予約が低調で、ANAは6日に10日から31日までの国内線を追加減便した。
関連リンク
空港の予想混雑状況について [1]（ANA）
ANA Care Promise [2]
全日本空輸 [3]
ANA
・ANA、国内線減便25％に拡大 夏休み予約鈍化、羽田8路線 [4]（20年8月6日）
・ANA、羽田－ロサンゼルス再開 9月の国際線、89％運休継続 [5]（20年8月4日）
・ANA国内線、8月は77％運航に 新型コロナで減便増、お盆は88％ [6]（20年7月27日）
JAL
・JAL、8月の国内線追加減便、9月も3割減便 感染再拡大で予約低調 [7]（20年8月7日）
・JAL、9月もホノルル臨時便 関空行きも [8]（20年8月6日）
・JAL、お盆の国内線を再び追加減便 新型コロナで減便率17％に [9]（20年7月30日）
お盆予約が鈍化した航空各社
・お盆の国内線予約数、昨年の半分以下 新型コロナで伸び鈍化 [10]（20年7月31日）