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ピーチ、感染対策周知の特設ページ 搭乗前の検温・マスク着用求める

 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は6月2日、新型コロナウイルスなど感染症への対策を周知する特設ページを開設した。国内全路線の再開を控え、空港や機内での取り組みを紹介することで、乗客に安心感を提供する。

ピーチが開設した感染対策周知の特設ページ(同サイトから)

 特設ページでは、地上係員と客室乗務員の取り組みを紹介。地上係員はマスク着用を厳守し、飛沫感染を防ぐフェイスシールドも着用するとしている。また空港カウンターにはビニールシートを設置し、対面時の飛沫感染を防止する。

 機内では、客室乗務員がマスクと手袋を着用。機内販売を3月9日から中止し、乗客との接触を極力避けるとしている。テーブルや肘掛けなどの座席周りや、トイレのドアノブなど、乗客の手が触れる部分の消毒を徹底するほか、客室内の換気についても紹介している(関連記事 [1])。

 乗客には、出発前に自宅などで検温するよう求め、空港と機内ではマスクの着用を強く求めている。そのほか飛沫感染を防ぐため、機内での会話を控えるよう呼びかけている。

 ピーチは新型コロナウイルスで運休している国内13路線について、6月から順次再開。1日には福岡-那覇線を再開し、残りの関西-福岡線や成田-奄美線など12路線は19日から再開する。全17路線ある国際線は、6月30日まで全便を運休する。

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