3月14日から第3ターミナルに改称する羽田空港の国際線ターミナル。普段であれば出発便が少ない時間帯ですら、ベンチや地べたでスマートフォンをいじる外国人客であふれているが、中国から感染が拡大した新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で人影はまばら。出発案内も、多くの便の備考欄に「欠航」「Cancelled」といった黄色い文字が並んでいた。
展望デッキに出ると、年度末とあって海外へ売却される退役済みの機体がスポット(駐機場)に並ぶ姿が見られるが、新整備場や旧整備場エリアのスポットには、日本航空(JAL/JL、9201)や全日本空輸(ANA/NH)の現役旅客機が数多く駐機されていた。国際線のみならず、国内線も多くの運休や減便が発生しているためだ。普段であれば各地の空港へ飛んでいるため、羽田のスポットがこれほど飛行機で埋まることはない。
29日から始まる夏ダイヤでは羽田の国際線発着枠が増枠され、新路線の就航が予定されているが、式典は現時点で軒並み中止が決定。現在は国内線専用の第2ターミナルも、この日から南側に国際線施設施設が開業するが、静かなオープンになりそうだ。
*写真は11枚。
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羽田空港 国内線 [1]
羽田空港 国際線 [2]
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