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JAL、台湾・韓国も減便 ウイルス影響広がる

 日本航空(JAL/JL、9201)は2月18日、中国本土と香港、台湾、韓国路線の一部について運休や減便、小型化すると発表した。感染が拡大する新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によるもので、対象期間は路線により異なる。当初の運航計画では週196往復だったが、週88往復が欠航となる。影響は中国本土と香港のほか、台湾と韓国路線にも広がってきた。

ウイルスによる減便が台湾・韓国路線にも拡大したJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 1日1往復の関西-上海(浦東)は、2月20日から3月28日まで週3往復に減便。月曜と水曜、金曜に運航する。期間内は2月29日と3月1日も運航する。

 2月11日から週3往復に減便している中部-天津線は、さらに減便となる。2月26日から3月28日までは月曜と金曜の週2往復で、期間内は2月29日と3月1日も運航する。

 香港線も減便対象となる。1日1往復の羽田-香港線は、2月21日から3月28日まで週4往復に減便。火曜と木曜、土曜、日曜に運航し、機材をボーイング777-200ER型機(2クラス312席:ビジネス26席、エコノミー286席)から787-8(2クラス206席:ビジネス30席、エコノミー176席)に小型化する。期間内は、2月28日も運航する。

 成田-香港線は、1日1往復から週3往復に減便。成田発のJL735便は2月26日から3月27日まで、火曜と木曜、日曜のみ運航する。香港発のJL736便は翌2月27日から3月28日まで、月曜と水曜、金曜の運航となる。期間内の成田発は2月28日と29日、香港発は2月29日と3月1日も運航する。

 1日2往復の成田-釜山線のうち、1往復を減便。成田発2便目のJL969便と釜山を翌朝に出発するJL960便が対象で、成田発は3月1日から28日まで、釜山発は翌2日から29日までが対象となる。減便期間内のうち、成田発が6日と19日、20日、釜山発が7日と20日、21日は運航する。

 1日3往復の羽田-ソウル(金浦)線のうち、2往復の機材を小型化し、1往復を減便する。小型化するのは羽田発1便目のJL91便と、2便目のJL93便で、3月2日から25日まで、777-200ERから787-8に変更する。折り返し便となるソウル発の2便目のJL92便と3便目のJL94便も対象となる。8日と15日、19日から22日までは777-200ERに戻す。

 羽田-ソウル線で減便となるのは羽田発3便目のJL95便と、ソウル発1便目のJL90便。羽田発は3月1日から27日まで、ソウル発は2日から28日までが対象となる。期間内の羽田発は19日と21日、ソウル発は20日と22日のみ運航する。

 1日1往復の関西-台北(桃園)線は、週4往復に減便。関空発のJL815便は、3月5日から22日まで月曜と水曜、金曜、土曜に運航し、台北発のJL814便は6日から23日まで、火曜と木曜、土曜、日曜の運航となる。期間内の関空発は8日と19日、台北発は9日と20日も運航する。

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【お詫び】
成田-釜山線を当初「1日1往復」をとしていましたが、「1日2往復」の誤りでした。「期間運休」はせず「減便」となります。お詫びして訂正したします。(20年2月18日 23:53 JST)