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JAC、サーブ340B退役延期 ATR納入遅れで12月に

 日本エアコミューター(JAC/JC)は11月22日、サーブ340B型機(1クラス36席)の退役を12月中に延期すると発表した。当初は11月30日の計画だったが、後継機の納入遅延に伴い延期が決まった。

退役が12月にずれ込むJACのサーブ340B=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 日本航空(JAL/JL、9201)グループで鹿児島空港を拠点とするJACは、1992年から340Bの運航を開始し、11機が導入された。現在は9機の仏ATR製ターボプロップ機に統一する計画を進めており、内訳は座席数が1クラス48席のATR42-600が7機、同70席のATR72-600が2機になる。

 最後に引き渡される9号機(ATR42-600、登録記号JA09JC)の納入が遅れていることから、運航を維持するため340Bの退役を延ばした。現在運航中の340Bは2機(JA8703、8594)で、退役まで2機とも使用する見通し。また、すでに運航から離脱した1機(JA002C)が売却に向けて鹿児島空港で整備を受けている。

 340Bの退役を記念し、JACはジャルパックとともに記念チャーターを販売済みで、予定通り11月30日から2日間の日程で開催する。

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