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下地島初の国際チャーター便 大韓航空、31日から4往復

 大韓航空(KAL/KE)は5月31日に、ソウル(仁川)-下地島間のチャーター便の運航を開始する。期間内に4往復運航する。下地島への国際チャーター便は初めて。

下地島初となる国際チャーター便を運航する大韓航空=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 5月31日と6月3日、6日、9日の4日間で1往復ずつ運航し、ボーイング737-800型機(2クラス138席:ビジネス12席、エコノミー126席)を投入。旅客便はこのうち3日間で、5月31日の下地島発と6月9日のソウル発は、フェリー(回航)便として運航する。

 下地島行きKE9735便は5月31日と6月3日、6日に運航する。午前11時30分にソウルを出発し、午後2時10分に到着。6月6日のみ30分早発着する。仁川行きKE9736便は6月3日、6日、9日の3日間設定し、午後4時20分に下地島を出発し、午後7時5分に到着する。

 下地島空港は1979年7月5日に開港。国内唯一の民間ジェット機の訓練空港として利用されてきたが、日本航空(JAL/JL、9201)が2011年度まで、全日本空輸(ANA/NH)が2013年度までで撤退している。2017年には、バニラエア(VNL/JW)が訓練を実施した。定期便は、1994年7月22日に日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)が那覇-下地島線を運休して以来乗り入れていなかった。

大韓航空が国際チャーター便で乗り入れる下地島空港=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 2017年10月からは、三菱地所(8802)などがLCCやビジネスジェットの誘致に向け、旅客ターミナルを整備。三菱地所はターミナルを運営する下地島エアポートマネジメント(宮古島市、SAMCO)を設立し、「みやこ下地島空港ターミナル」と命名した旅客ターミナルを、今年3月30日に開業した。

 開業と同時に、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)の成田-下地島線が約24年ぶりの定期便として就航。7月3日からは関西線も就航する。また7月19日からは、LCCの香港エクスプレス航空(HKE/UO)が香港から週3往復で乗り入れを計画している。

運航スケジュール
旅客チャーター便
KE9735 ソウル(11:30)→下地島(14:10)運航日:5月31日、6月3日、6日
KE9736 下地島(16:20)→ソウル(19:05)運航日:6月3日、6日、9日
*6月6日のKE9735便は30分早発着

フェリー便
KE2936 下地島(15:10)→ソウル(17:55)運航日:5月31日
KE2935 ソウル(11:30)→下地島(14:10)運航日:6月9日

関連リンク
みやこ下地島空港ターミナル [1]
大韓航空 [2]

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