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伊丹、20往復受入 神戸は15往復、関空代替で

 国土交通省航空局(JCAB)は9月13日、関西空港の本格運用までの間の代替措置として、伊丹と神戸の両空港が国内線と国際線を受け入れると発表した。1日あたり最大で、伊丹は20往復40便、神戸は15往復30便を受け入れる。今後、詳細を関係各所と調整する。

3空港の位置関係(国交省の資料から)

関空の代替措置で1日20往復を受け入れる伊丹空港=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 伊丹空港の1日あたりの発着回数は、現在は最大370回。受け入れにより410回となる。運用時間は、現行どおり午前7時から午後9時までの14時間とする。

 神戸空港は現在、1日最大60回発着。受け入れ後は90回まで引き上げる。現在設定する年間2万回程度の上限は適用しない。現在の運用時間は午前7時から午後10時までの15時間。受け入れ時は前後1時間ずつ延長し、午前6時から午後11時までの17時間とする。

 具体的な便は、空港を運営する関西エアポート(KAP)や航空各社、税関や出入国管理、検疫のCIQ関係機関と調整する。

 伊丹空港の周辺自治体で構成する「大阪国際空港周辺都市対策協議会(10市協)」と、神戸市は12日に、関空復旧まで国内線と国際線の一部便について、受け入れを認める姿勢を示している。

 台風21号の影響で閉鎖されていた関空の第1ターミナル(T1)とA滑走路は、9月14日に運用を一部再開。被害が比較的少なかったT1国際線南側エリアと国内線エリアから復旧し、10日ぶりに運用を暫定的に開始した。KAPによると、21日には残る国際線北側も復旧する見通し。

関連リンク
国土交通省 [1]
関西国際空港 [2]
伊丹空港 [3]
神戸空港 [4]

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