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エアアジアX、中部へ再就航視野 フェルナンデスCEO「ぜひ実現させたい」

 エアアジア・グループのトニー・フェルナンデスCEO(最高経営責任者)は10月27日、2015年2月から運休しているエアアジアX(XAX/D7)のクアラルンプール-中部線について、エアアジア・ジャパンの就航と連動して再開を目指す考えをAviation Wireに語った。

中部への再就航を目指すエアアジアX=17年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同グループでは、就航が当初予定の2015年夏からたびたび延期されてきたエアアジア・ジャパン(DJ)が、冬ダイヤ初日の29日に就航予定。1路線目となる中部-札幌(新千歳)線を、1日2往復で開設する。同社は中部空港(セントレア)を拠点とする唯一の航空会社で、2機のエアバスA320型機(1クラス180席)で運航を始める。

 一方、グループで中距離国際線を担うエアアジアXは、2014年3月17日にクアラルンプール-中部線を開設したものの、就航から1年足らずの2015年2月に運休。エアアジア・ジャパンの就航を機に再開させ、アジアからの訪日需要取り込みを図る。

 27日、中部空港でAviation Wireのインタビューに応じたフェルナンデスCEOは、「ホームタウン(であるクアラルンプール)から、(エアアジア・ジャパンの)ハブへ飛ばすのは当然」と述べ、「みんなをプッシュして、ぜひ実現させたい」と語った。

*インタビュー詳報はこちら [1]

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エアアジア [2]

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