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MRJ、ロールアウトは今秋

 三菱航空機の川井昭陽社長は現地時間7月15日、開発中のリージョナルジェット機「MRJ」が今秋にもロールアウトするとの見通しを述べた。

MRJのロールアウト時期を明らかにする三菱航空機の川井社長(左)=7月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 英国で開催中のファンボロー航空ショーで、ミャンマーのヤンゴンに拠点を置くエア・マンダレイ(LMT/6T)との契約発表時に明らかにした。

 MRJは6月に飛行試験機初号機(登録番号JA21MJ)の翼胴結合を終え、エンジンの取り付けも完了。今秋にロールアウト後は、2015年4-6月期に予定している初飛行を目指す。飛行試験の一部は、2015年秋から米ワシントン州モーゼスレイク空港でも実施する。

 これまでにMRJは、ANAが25機(確定15機、オプション10機)、米トランス・ステーツ・ホールディングスから100機(確定50機、オプション50機)、米スカイウェストから200機(確定100機、オプション100機)を受注。

 ファンボロー航空ショーでは、初日の14日に米国のイースタン航空が最大40機(確定20機、オプション20機)発注する覚書を三菱航空機と締結。15日は、LMTが最大10機(確定6機、オプション4機)発注する正式契約を結んだ。

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