- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

スプリング・ジャパン、桜モチーフの新ロゴ 新塗装機は年内運航へ

 日本航空(JAL/JL、9201)系LCCのスプリング・ジャパン(旧春秋航空日本、SJO/IJ)は10月26日、ブランドロゴと航空機の塗装を刷新すると発表した。2014年8月の就航から12年を経て、桜を取り入れた新デザインを採用する。新塗装機は年内に運航を始める予定。新デザインは空港や公式Webサイトなどにも順次展開する。

新塗装機のモデルプレーンの前で手を振るスプリング・ジャパンの浅見社長(左)と客室乗務員=26年10月26日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

—記事の概要—
・桜のモチーフ復活
・11月中旬に新塗装機

桜のモチーフ復活

 新ロゴは、企業理念の「安全(Safety)」「誠意(Sincerity)」「笑顔(Smile)」に由来する「3S」マークの基本形状を維持し、社名の「JAPAN」を象徴する「J」を追加。初代ロゴにあった桜のモチーフを復活させ、文字は従来の明朝体に近い「セリフ」体から、太く丸みのあるゴシックに近い「サンセリフ」体に改めた。タグライン「FLY WITH SMILE」は維持した。

 ブランドカラーは従来の深い緑を残し、新たなライトグリーンと桜色のピンクを取り入れた。機体は現在の尾翼塗装のシルエットを継承しながら、機体前方から垂直尾翼にかけて春風と舞い上がる桜の花びらを表現。尾翼には大きな桜を描き、現行塗装の黄色も残した。デザインを手掛けたデザイン会社・FARVE(東京・渋谷区)の永易直樹代表は、黄色について桜の雄しべをイメージしたと説明した。

 スプリング・ジャパンによると、ブランドロゴの変更は今回で4回目。前回は2021年にリニューアルしたという。

新しいブランドロゴを手掛けたFARVEの永易代表(右)=26年10月26日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

11月中旬に新塗装機

 成田空港内のオフィスで、新ロゴと新塗装のモデルプレーンを披露した。新塗装初号機は、ボーイング737-800型機の同社向け5号機(登録記号JA05GR)。スプリング・ジャパンの浅見達朗社長によると、11月中ごろに新塗装の機体が1機仕上がる見通しだという。機体の塗装は重整備のタイミングで順次変更し、2027年度初めごろにも1機を塗り替える予定。全機の塗り替えには数年かかる見通し。

新しいブランドロゴを発表するスプリング・ジャパンの浅見社長=26年10月26日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 空港では成田を皮切りに、案内表示やカウンターなどに新デザインを順次導入する。公式Webサイトも12月以降に新デザインを順次展開する予定。客室乗務員のスカーフにも新色を採用し、男性スタッフのネクタイなども準備が整い次第変更する。浅見社長は、制服全体の刷新は考えていないと説明した。

 浅見社長によると、ブランド刷新の検討は昨年度ごろから始めたといい、自社の特徴をより分かりやすく伝えるため、ロゴや機体デザインの変更を進めてきたという。

 スプリング・ジャパンは2012年9月に春秋航空日本として設立し、2014年8月に就航。2021年にJALグループ入りし、同年11月に現社名へ変更した。今回新塗装の初号機となるJA05GRは、2021年の社名変更に伴う新デザインでも最初の機体だった。

ブランドロゴの刷新に伴い導入する新しいスカーフを着用するスプリング・ジャパンの客室乗務員(右)。左は現在のスカーフ=26年10月26日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

関連リンク
スプリング・ジャパン [1]
FARVE [2]

・スプリング・ジャパン、CA旧制服を“日常使い”アイテムに 6/10から機内販売 [3](26年6月3日)
・スプリング・ジャパン、成田-函館就航 9年7カ月ぶり国内新路線、初の中部路線も [4](26年4月23日)
・スプリング・ジャパン、就航10周年 CA新制服で“日中の架け橋” [5](24年8月1日)
・スプリング・ジャパン、2代目CA制服お披露目 男女計9パターン、10周年で刷新 [6](24年7月29日)
・春秋航空日本、ウェブサイト全面刷新 [7](21年7月29日)
・春秋航空日本、新ブランド「SPRING」 21年度黒字化目指す [8](19年4月10日)