羽田空港を6月14日に出発した日本航空(JAL/JL、9201)のロンドン行きJL43便(エアバスA350-1000型機、登録記号JA02WJ)が、機材整備のためアイスランドの首都レイキャビク近郊にあるケプラヴィーク国際空港へダイバート(目的地変更)した。このため、JALは代替機材(A350-1000、JA03WJ)による救援便を手配し、15日午前に羽田からケプラヴィークに向けて出発させた。

JALのA350-1000 3号機JA03WJ(資料写真)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
JL43便の機材は、A350-1000の2号機。JALによると、右エンジンのオイルシステムに不具合が出たため、到着地をヒースロー空港からケプラヴィークへ変更した。詳細は整備士を派遣し、確認する予定だという。JL43便は乗客222人(幼児1人含む)と乗員17人(パイロット3人、客室乗務員14人)を乗せ、羽田第3ターミナルの113番スポットから14日午前9時59分に出発し、ケプラヴィークには現地時間同日午後0時56分に到着した。
代替機材はA350-1000の3号機で、羽田の146番スポットから午前11時31分にJL8191便として出発。ケプラヴィークには同日午後に到着する見通し。
この影響で、15日に羽田を出発予定だったニューヨーク行きJL6便と、折り返しとなる15日のニューヨーク発羽田行きJL5便が、使用機材を手配できないため欠航。JALによると、欠航は現時点でこの2便のみで、使用機材などを調整中だという。

JAL A350-1000の個室ファーストクラス(資料写真)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JAL A350-1000の個室ビジネスクラス(資料写真)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
JALのA350-1000は、2024年1月24日に就航した国際線の最新フラッグシップで、羽田-ニューヨーク線を皮切りに長距離路線への導入が始まり、羽田-ロンドン線には同年10月24日から投入している。座席数は4クラス239席で、ファーストクラス6席、ビジネスクラス54席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー155席。ファーストクラスとビジネスクラスは、JAL初の個室タイプを採用している。
ボーイング777-300ER型機の後継機で、JALは同数の13機を発注済み。現在は11機を受領済みだが、10号機(JA10WJ)は2025年12月14日にニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)で、牽引移動中だったアルキア・イスラエル・エアラインズ(AIZ/IZ)のA330-200(9H-ALC)にぶつけられ、運航から離脱しているため、15日時点では10機体制となっている。
また、高市早苗首相がフランスで開かれるG7サミット(主要7カ国首脳会議)などに出席するため、政府チャーター機に6号機(JA06WJ)を使用中。JALのA350-1000初のチャーター運航となっている。天皇皇后両陛下の欧州公式訪問に政府専用機が使用されており、首相外遊は民間チャーターになったためで、予備機には787-9(JA862J)を投入している。
関連リンク
JAL国際線 AIRBUS A350-1000 [1]
日本航空 [2]
搭乗記・JAL A350-1000ファーストクラスの実力
(1)ダブルベッド個室で羽田→パリ14時間半 [3](26年5月26日)
写真特集・JAL新旗艦機A350-1000
(1)ダブルベッドも可能な個室ファーストクラス [4]
(2)個室内で完結する足もと広々ビジネスクラス [5]
(3)後ろを気にせず電動リクライニングできるプレエコ [6]
(4)4K13インチ画面エコノミーは快適さ追求 [7]
初のチャーター
・JAL A350-1000、高市首相外遊が初チャーター G7で欧州へ [8](26年6月14日)