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A350F、アトラスから米初受注 納入は前年割れ続く=エアバス3月実績

 エアバスの2026年3月の引き渡しは前年同月比11機減の60機で、前年同月を3カ月連続で下回った。このうち、大型機のA350-900型機を日本航空(JAL/JL、9201)へ納入した。受注は120機増の331機で、開発中のA350F貨物機をアトラスエアー(GTI/5Y)から米国初受注した。主力小型機のA320ファミリーは、納入が前年同月の実績を割り込んだ一方、受注は大きく上回り好調だった。

—記事の概要—
引き渡し
受注

引き渡し

アトラスエアーのA350F(イメージ、エアバス提供)

 引き渡しの内訳は、A320ファミリーが41機(前年同月53機)、A330ファミリーが3機(2機)、A350ファミリーが8機(6機)、A220ファミリー(旧ボンバルディアCシリーズ)は8機(10機)だった。

 A350は長胴型のA350-1000が2機で、エティハド航空(ETD/EY)と台湾のスターラックス航空(星宇航空、SJX/JX)へ1機ずつ引き渡した。残り6機は標準型のA350-900で、エミレーツ航空(UAE/EK)へ3機、JALと大韓航空(KAL/KE)、エジプト航空(MSR/MS)へ1機ずつ納入。JALは18号機(登録記号JA18XJ)として導入し、3月14日に国内線へ就航した(関連記事 [1])。

 A330は3機ともA330-900(A330neo)で、伊ITAエアウェイズ(ITY/AZ)とアルジェリア国営のアルジェリア航空(DAH/AH)、リース会社のCITへ1機ずつ納入。CITはマレーシア航空(MAS/MH)へリースした。

 A320はA321neoが24機で最も多く、A320neoは17機、A319neoはゼロだった。A220はA220-300が7機、A220-100は1機だった。

受注

 受注はA320ファミリーが260機(前年同月は193機)、A330ファミリーが16機(ゼロ)、A350ファミリーが35機(18機)、A220ファミリーが20機(ゼロ)だった。

 A350のうちA350-900は15機で、すべてデルタ航空(DAL/DL)から受注。残り20機A350Fで、アトラスエアーなどを傘下に持つアトラス・エア・ワールドワイドから初受注した。A350-1000は受注がなかった。

 A330は16機すべてA330-900で、全機をデルタ航空から受注した。

 A320はA321neoが206機で、このうち83機を中国東方航空(CES/MU)から受注。同社はA320neoも18機同時発注し、A320neoファミリー2機種を101機発注した。

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