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政府チャーターのANA機、羽田到着 オマーンから46人搭乗

 アラブ首長国連邦(UAE)とオマーンからの出国を希望する日本人などを乗せた日本政府手配のチャーター機が3月13日午前、羽田空港に到着した。外務省によると、日本人や韓国人など計46人が搭乗した。中東情勢の悪化による帰国支援の政府チャーターでは、初めて日本の航空会社が応需し、全日本空輸(ANA/NH)が運航した。

ムンバイ経由でオマーンから羽田の66番スポットへ到着したANA運航の政府チャーターNH1984便=26年3月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 政府のチャーター機は、オマーンの首都マスカットを現地時間3月12日午後4時18分(日本時間同日午後9時18分)に出発。ANAがムンバイ経由で運航した。マスカットからムンバイまではNH1982便(ボーイング787-9型機、登録記号JA922A)、ムンバイから羽田まではNH1984便(同)として運航し、羽田第2ターミナルの66番スポットへ午前9時22分に到着した。

 外務省によると、UAEに滞在する日本人などで帰国を希望する42人が、陸路でオマーンへ移動後に搭乗。チャーター機の座席数は3クラス246席(ビジネス40席、プレミアムエコノミー14席、エコノミー192席)で、座席に余裕があったことから、海外での自国民保護に関する相互協力の観点から韓国人4人も搭乗し、計46人が羽田へ到着した。

 ANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)の芝田浩二社長は「皆様が無事に帰国することができ、安堵しています。『国民のために貢献したい』という強い使命感をもって、このフライトをやり遂げてくれた社員を誇りに思います」とコメントした。

ムンバイ経由でオマーンから羽田へ到着するANA運航の政府チャーターNH1984便=26年3月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAはオマーンをはじめ、中東には就航していない。このため、マスカット空港に日常的な地上支援体制がないため、定期便を運航しているムンバイで給油した。成田-ムンバイ線は現在、チャーター機と同じ787-9で運航している。

 マスカットから東京までは、直行便で約10時間かかる。パイロットが乗務できる時間に上限があるため、日本出発時のパイロットは、現地到着後すぐに折り返し便の運航に従事できない。今回のように、現地で交代要員を乗せられない場合、2人1組のパイロットが日本から2組4人乗り込み、途中の空港で給油ととともに交代するケースがある。

 また、今回は情勢不安定な地域への運航となったことから、マスカットでの地上支援業務を最小化するため、ムンバイで極力対処する方法を採ったとみられる。

 政府による日本人の帰国支援チャーターは、これまで現地の空港へ定期便が乗り入れており、過去に邦人帰国チャーターなどの実績があるエチオピア航空(ETH/ET)など海外の航空会社が運航してきたが、今回は日系航空会社が初めて受託した。

ムンバイ経由でオマーンから羽田へ到着するANA運航の政府チャーターNH1984便=26年3月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ムンバイ経由でオマーンから羽田の66番スポットへ到着するANA運航の政府チャーターNH1984便=26年3月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ムンバイ経由でオマーンから羽田の66番スポットへ到着したANA運航の政府チャーターNH1984便=26年3月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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