全日本空輸(ANA/NH)は11月13日、年始恒例の「初日の出フライト」を2026年1月1日に実施すると発表した。羽田・成田発着の2コースを用意する。いずれもボーイング787型機の国際線仕様機で運航し、ANAマイレージクラブ(AMC)会員を対象に抽選販売する。

ANAの初日の出フライトNH2020便から見た初日の出と富士山=20年1月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
申込期間は11月13日午後2時から20日午後11時59分まで。申し込み多数の場合は抽選となる。空席がある場合に一般販売し、12月12日午後2時から受け付ける。2コース共通で、搭乗証明書のほか、ライフベストの生地・金具をアップサイクル(作り替え)したポーチなどの記念グッズをプレゼントする。機内食としておせち風の弁当を提供し、プレミアムクラスの利用客にはMAISON CACAOのハナレモナカも用意する。
—記事の概要—
・羽田は2クラス仕様787-8
・成田は787-9
羽田は2クラス仕様787-8
羽田発着には787-8の2クラス240席(ビジネス42席、エコノミー198席)仕様機を投入。2001年にスタートし26回目となる今回は、NH2026便として運航する。予定スケジュールは、午前4時ごろ羽田に集合して午前6時ごろに出発し、長野県伊那市上空で初日の出を観賞。その後、富士山を遊覧し、午前7時50分ごろ羽田へ戻る。
1人あたりの料金は、プレミアムクラス(通常はビジネス)の窓側席が10万7000円、窓側の翼上席が9万7000円、通路側が7万8000円。普通席(同エコノミー)は窓側が8万7000円、窓側の翼上席が6万7000円、通路側が4万5000円となる。

羽田発着の初日の出フライトに投入するANAの787-8シートマップ(同社サイトから)
成田は787-9
6回目となる成田発着はNH2030便として運航。機材は787-9の3クラス246席(ビジネス40席、プレミアムエコノミー14席、エコノミー192席)仕様機を投入する。予定スケジュールは、午前4時ごろ成田に集合して、午前6時ごろに出発。長野県伊那市上空で初日の出を観賞する。その後富士山を遊覧し、午前8時30分ごろ成田へ戻る。
1人あたりの料金は、プレミアムクラス(通常はビジネス)の窓側席が9万5000円、窓側の翼上席が8万5000円、通路側が6万7000円。普通席のうちプレミアムエコノミーシート(同プレミアムエコノミー)は窓側の翼上席が8万円、通路側が5万9000円で、エコノミーシート(同エコノミー)は窓側が7万5000円、窓側の翼上席が5万7000円、通路側が3万5000円となる。
成田での初日の出フライトは2021年に開始し、今回が6回目。初回と2022年の2回目は総2階建ての超大型機エアバスA380型機を投入し、2023年の3回目から今年の5回目までは787-8で運航した。

成田発着の初日の出フライトに投入するANAの787-9シートマップ(同社サイトから)
関連リンク
2026初日の出フライト [1](ANA)
全日本空輸 [2]
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