スカイマーク(SKY/BC、9204)は10月4日、神戸-台北(桃園)間の国際チャーター便の運航を開始した。4日から10日までに計4往復8便運航する。神戸空港の国際線が乗り入れる第2ターミナルが今年4月に供用開始後、日本の航空会社による運航は初めて。

神戸-台北(桃園)間の国際チャーター便を就航させたスカイマーク(資料写真)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
運航日は神戸発が4日から7日まで、台北発が7日から10日まで、それぞれ4日間。運航スケジュールは、台北行きBC1193便が神戸を午前9時25分に出発し、午前11時25分に着く。神戸行きBC1194便は午後0時55分に台北を出発し、午後4時45分に到着する。
機材はボーイング737-800型機(1クラス177席)で運航。旅行商品としての販売で、スカイマークによる航空券販売はない。
スカイマークは2006年2月の開港時から神戸空港へ就航。羽田空港に次ぐ第2のハブと位置づけており、就航地は羽田・札幌(新千歳)・仙台・茨城・長崎・鹿児島・那覇・下地島の8空港と、羽田の6空港(札幌・神戸・福岡・鹿児島・那覇・下地島)を上回る。また、格納庫は羽田と神戸にある。
同社初の国際線定期便となる成田-サイパン線は2019年11月29日に就航したが、新型コロナの影響で2020年3月25日の運航を最後に運休。再開に至っていない。今回の国際チャーター便で実績を積み、定期便開設を検討していく。
神戸空港の第2ターミナルは今年4月18日に開業。国際チャーター便の運航が始まった。韓国と台湾、中国の3カ国・地域の5都市から海外4社が合わせて週40往復乗り入れているが、これまではすべて海外の航空会社による国際チャーター便だった。
運航スケジュール
BC1193 神戸(09:25)→台北(11:25)運航日:10/4-7
BC1194 台北(12:55)→神戸(16:45)運航日:10/7-10
6月に発表
・スカイマーク、国内初の神戸国際チャーター 台北へ10月4往復 [3](25年6月18日)
スカイマークの国際線
・スカイマーク、国際チャーター検討 25年度に数回程度 [4](25年5月15日)
・スカイマーク、国際線は26年まで計画なし 洞社長「需要あればチャーター検討」 [5](22年12月15日)
・サイパンへの日本人客復権なるか 特集・スカイマーク初便に乗ってみた [6](19年12月1日)
・スカイマーク、成田-サイパン就航 初の国際線定期便 [7](19年11月29日)
・和食の特製機内食 特集・スカイマーク成田-サイパン初便搭乗記 [8](19年4月6日)
神戸空港
・神戸空港、国際線就航 新ターミナル開業、スターラックスと大韓航空が到着 [9](25年4月18日)
・神戸空港、国際線乗り入れ新ターミナル公開 内覧会倍率12.4倍、4/18開業 [10](25年4月11日)