日本航空（JAL/JL、9201）は、羽田空港第1ターミナルの国内線保安検査場で、委託先の保安検査係員が乗客の現金を盗み、警視庁に逮捕されたことを受け、被害の心あたりがある利用者向けに登録フォームなどを設けた。警察に相談した内容を知らせてもらうもので、事実関係が確認された場合、JALとしても対応するという。
羽田保安検査場の窃盗事件で被害相談窓口を設けたJAL＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
JALが設けたのは、登録フォームと専用ダイヤル。警察に被害に関して相談した際、JALにも情報を提供してもらうためのもので、心当たりのある人は、最初に最寄りの警察署へ相談するよう呼びかけている。専用ダイヤルの番号は080-2748-4584で、平日午前10時から午後5時まで。
元係員は、安検査場で乗客がトレーに置いた現金を盗み、8月ごろから約150万円盗んだと供述しており、警察は余罪も含めて捜査を進めている。
関連リンク
羽田空港国内線ご利用時の盗難の可能性について(登録フォーム) [1]（JAL）
日本航空 [2]
・JAL、羽田の委託先保安検査員逮捕で「おわび」 [3]（25年9月16日）
・保安検査、空港管理者が主体に 26年度から先行事例、年度内に行程表＝中間とりまとめ [4]（25年7月4日）
・国交省、グラハン・保安検査の契約適正化提言 人手不足解消へ中間とりまとめ [5]（23年8月14日）
・保安検査、空港管理者に主体移行へ 利便と厳格、両立狙う＝25年度以降 [6]（23年6月26日）