スターフライヤー(SFJ/7G、9206)のエアバスA320型機で最古参の5号機(登録記号JA05MC)が、9月14日の羽田発北九州行き7G91便で退役した。機齢は約14年で、リース会社に返却後は海外で運航されるとみられる。

退役したスターフライヤーのA320 JA05MC(同社提供)
スターフライヤーは2006年3月に就航した時点では、1クラス144席仕様のA320で運航していたが、2011年に受領した5号機から同150席に変更。2019年に受領した通算17号機(A320、JA27MC)までが150席仕様となった。2014年9月に4号機(JA04MC)が退役し、2023年7月にA320neo(同162席)が就航するまで、同社の機材は150席に統一され、その中で最古参が5号機だった。
商業運航最終日の14日は、羽田発福岡行き7G41便、福岡発羽田行き7G42便、羽田発関西行き7G23便、関西発羽田行き7G24便、羽田発関西行き7G27便、関西発羽田行き7G28便の2路線6便を運航後、7便目の羽田発7G91便が商業運航のラストとなり、定刻より8分早い午後10時32分に、本社のある北九州空港へ到着した。
スターフライヤーによると、今後は長期間の返却整備に入るという。
9/14の運航実績(定刻/実績/出発スポット)
7G41 羽田(06:35/06:37/1)→福岡(08:30/08:28)
7G42 福岡(09:10/09:09/6)→羽田(11:00/10:50)
7G23 羽田(12:00/12:03/2)→関西(13:30/13:34)
7G24 関西(14:15/14:12/25)→羽田(15:40/15:34)
7G27 羽田(16:25/16:23/1)→関西(17:55/17:42)
7G28 関西(18:35/18:41/26)→羽田(19:55/20:09)
7G91 羽田(21:00/20:56/1)→北九州(22:40/22:32)
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