シンガポール航空（SIA/SQ）は現地時間9月4日、新しい機内安全ビデオを発表した。客室乗務員（CA）がセントーサ島など国内の名所を訪れる構成で、文化や観光スポットなどを紹介しつつ、酸素マスクの着用など安全情報を織り込んだ。シンガポール政府観光局（STB）と共同制作し、機内では10月末から流す。
10月末から放映が始まるシンガポール航空の新しい機内安全ビデオ（同社提供）
CAがセントーサ島のほか、エスプラネードやガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、ラオパサ、ジュロン・レイク・ガーデンズなどを訪れ、獅子舞の舞踏団やアクアエアロビクスのチームなど地域コミュニティと交流。機内安全の手続きを説明する。
安全情報は日常の風景の中に混ぜ込んで紹介する。ビデオ内では、香りが強い果物・ドリアンを出された人に酸素マスクを提供。非常口の説明には、着色した小麦粉で床絵をデザインする南インドの「コーラム」で描いた機体を使うなど、安全情報と文化を融合させた。
新しい機内安全ビデオは同社のYouTubeなど、各チャンネルで9月4日に公開した。
シンガポール航空の新しい機内安全ビデオでドリアンを出された人（同ビデオから）
シンガポール航空の新しい機内安全ビデオでドリアンを出された人に提供する酸素マスク（同ビデオから）
シンガポール航空の新しい機内安全ビデオで「コーラム」を見守るCA（同ビデオから）
シンガポール航空の新しい機内安全ビデオで非常口を示す「コーラム」で描いた機体（同ビデオから）
関連リンク
Welcome on board | Introducing Singapore Airlines’ New In-flight Safety Video [1]（YouTube、5分39秒）
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