- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

伊ITAのA350、アリタリアロゴ初便は羽田行き

 イタリアのITAエアウェイズ(ITY/AZ)は日本時間2月15日、前身となるアリタリア-イタリア航空のロゴを描いたエアバスA350-900型機(登録記号EI-IFA)の運航を、現地時間15日のローマ(フィウミチーノ)発羽田行きAZ792便から始めると発表した。

*羽田へ初便到着の記事はこちら [1]

アリタリアのロゴが描かれたITAエアウェイズのA350-900(同社Xから)

 アリタリアのロゴを用いたブランドメッセージ「Inspired by Alitalia」は機体後部にデカールで描かれ、A350-900のほかA321neo、A220-100にも展開し計3機になるという。A321neoとA220は、3月30日開始の夏ダイヤ期間に登場する見通し。

 ITAは、経営破綻したアリタリアに代わる航空会社として国営でスタート。今年1月18日に、ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)を中核とするルフトハンザ・グループが株式を取得して子会社化しており、夏ダイヤからはフランクフルト空港とミュンヘン空港でルフトハンザ・グループが乗り入れるターミナルへ移転し、コードシェア(共同運航)やラウンジの相互利用も始める。

 ITAが加盟するアライアンス(航空連合)は、これまでスカイチームだったが、ルフトハンザと同じスターアライアンスへ移籍を予定。加盟準備を進めており、スターアライアンスへの正式加盟は2026年上期となる見通し。

アリタリアのロゴが描かれたITAエアウェイズのA350-900(同社Xから)

アリタリアのロゴが描かれたITAエアウェイズのA350-900(同社Xから)

関連リンク
ITAエアウェイズ [2]

初便が羽田到着
ITA、羽田にアリタリアロゴ描いたA350初便 [1](25年2月16日)

ITA
ルフトハンザと伊ITA、ターミナル移転とコードシェア3/30開始 スタアラ移籍は26年上期 [3](25年2月10日)
ルフトハンザ、ITAを子会社化 伊フラッグキャリア株41%取得 [4](25年1月19日)
ルフトハンザのITA買収、発着枠の一部譲渡先にイージージェットら 欧州委が3社承認 [5](24年12月5日)
ルフトハンザのITA買収、欧州委が条件付き承認 発着枠の一部譲渡など [6](24年7月4日)
ルフトハンザ、伊ITA株41%取得で合意 全取得も視野 [7](23年5月26日)
ANA、伊ITAエアウェイズとコードシェア アライアンスまたぎ1/24から [8](24年1月12日)
伊ITAエアウェイズ、羽田-ローマ就航 A350で週3往復 [9](22年11月6日)
伊ITAエアウェイズが運航開始 羽田就航も、アリタリアに代わる新国営航空会社 [10](21年10月15日)