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JAL、羽田-ドーハ24年夏ダイヤ就航 日系初の中東直行便、アフリカ・南米乗継も

 日本航空(JAL/JL、9201)は7月18日、羽田-ドーハ線を2024年3月31日に始まる夏ダイヤ期間中に週7往復(1日1往復)で開設すると発表した。日本の航空会社では初の中東への直行便となる。同じ航空連合「ワンワールド」の加盟社であるカタール航空(QTR/QR)の国際線ネットワークを通じ、ドーハから欧州や中東、アフリカ、南米へ接続できる。

羽田-ドーハ線を24年夏ダイヤに開設するJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 機材はボーイング787-9型機で、具体的な運航スケジュールや航空券の予約・販売開始日は決まり次第発表するという。

 JALは現在、カタール航空のドーハ-羽田線、成田線の2路線とコードシェアを実施しており、自社便を開設後も継続。新たにJALの運航便に対してカタール航空の便名を付与するコードシェアが加わる。

 カタール航空の本拠地であるドーハへ乗り入れることで、これまでJALのネットワークで空白地帯だったアフリカや南米へ乗り継ぎがしやすくなる。また、ロシア上空が飛行できないことで、飛行時間が伸びている欧州各地に対しても、ドーハ経由の旅程も選択肢に含めやすくなりそうだ。

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