月刊エアライン(イカロス出版)2023年8月号が6月30日発売。税込1595円(電子書籍版も同額)。
「JAL 777-200ERの退役が注目を集めるいま、一つの旅客機がその運用を終えるときに、航空会社はいかにして機体を売却するのか、知られざる真相に迫る特集「退役機の真実」をお届けします。退役した旅客機を待ち受ける運命とは、売却フェリーフライトとは、旅客機の墓場とは、中古機市場とは、旅客機の解体とは……知られざる旅客機たちの「退役」にまつわる物語を多角的に紹介します。
就航40周年を迎えたボーイング767についても、国内線フライトレポートから、メカニックによる767の機体紹介、特別塗装機の歴史、ANAによる同機の運用史など、そのマルチな活躍をお伝えします。
このほか、ANA、JALが運航を開始した「ピカチュウジェットNH」、「JAL Colorful Dreams Express」や、ボーイングの先端技術実証機「ecoDemonstrator」など、最新ニュースも多数掲載」
特集 Index
旅客機たちとの別れと、最後の瞬間を徹底解明
特集 退役機の真実
8
日本を去る、JAL 777-200ERとともに米国へ飛んだ!
JA701J 退役チャーターフライト密着
16
日本出発5日前、羽田空港におけるJA701J最終チェック
最後のフライトまで、JAL機として日本を離れるために
18
カリフォルニア州モハーヴェにて
米国の砂漠で再会した、鶴丸の777たち
22
5月1日、JA703Jで飛んだもうひとつの777-200ERチャーター便
聖地・下地島へのフライト それは、777を愛するファンのために
23
実機訓練の緊張感と対峙した、2000年夏のフィルムから
あの日、下地島で見たトリプルの光景
24
航空業界のプロフェッショナルが語る、
去りゆく旅客機たちのビハインド・ザ・シーン
エアラインにおける退役の実例、離日シーンの裏側
たとえばJAL機の場合、退役機はこうして売却される。
JALによる777のリサイクル
退役後の新たな選択肢。アップサイクル品も人気
CRJ700が初退役
IBEX「JA06RJ」がフェリーされるまで
自社発展の立役者を未来へ継ぐ
ORC退役機を「安全運航の礎」に
JAL777でも実績、金属リサイクルの観点から
退役機の解体とは、 国内で手がける豊富産業で訊いた
国内大手の東京センチュリーで訊いたリーススキーム、契約において課せられるルール
リース機の視点から見た、航空機の導入~退役のサイクル
世界中を飛び回る、退役機輸送のプロフェッショナル
ICAOコード“OMD”の裏側、フェリーパイロットの仕事
34
整備から環境、金融まで多種多様な用語が飛び交う世界
航空機の退役にまつわるキーワード完全理解
36
最後にたどり着く終焉の地、あるいは再生の地でもある
“旅客機の墓場”の多面性
43
解体材から発生するスクラップ、素材で異なる特性から考える
金属とコンポジット、マテリアル再生の論点
44
あの退役機はいま。どこで翼を休め、どこで飛んでいるのか
元JAナンバー旅客機(貨物機を含む)
ストア機・現役機の全リスト
関連リンク
イカロス出版 [1]
雑誌
・「ANA既卒CA採用試験に備えよう」月刊エアステージ 23年8月号 [2]
・「ホワイトアローズ『超絶技巧』の真実」Jウイング 23年8月号 [3]
・「シーズン開幕!ブルーインパルス」航空ファン 23年8月号 [4]
・「ターボプロップのベストセラー機 ATRの足跡」航空情報 23年8月号 [5]
・「ザ・エアポート」月刊エアライン 23年7月号 [6]
・「南国リゾートへGo!」航空旅行 vol.45 [7]
書籍
・青木謙知『幻の国産旅客機 SpaceJetマニアックス』 [8]
・「羽田空港アーカイブ 1931-2023」 [9]
・チャーリィ古庄『世界エアライン地図帳』 [10]
・京極祥江『エアライン制服図鑑1951-2023 日本と世界のエアライン制服ヒストリー』 [11]
・鶴岡路人『欧州戦争としてのウクライナ侵攻』 [12]
・ルーク・オザワ『ヒコーキ写真の撮り方 ミラーレスカメラ編』 [13]
・「世界航空機年鑑 2022~2023年」 [14]
・高尾泰朗『ANA 苦闘の1000日』 [15]
・大宅邦子『選んだ道が一番いい道』 [16]
・金子寛人『JALの現場力』 [17]