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HACのATR、夜の丘珠空港に全3機並ぶ

 札幌の丘珠空港に11月8日夜、拠点とする北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)の仏ATR製ターボプロップ機ATR42-600型機が全3機そろった。8日に3号機(登録記号JA13HC)が到着し、1998年の就航以来となる初の機材更新が完了することを記念したもの。全機の塗装が異なることから、斜め30度に駐機した。

丘珠空港に並ぶHACの(右から)ATR42-600の3号機、ATR42-600の2号機、ATR42-600の初号機=21年11月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 HACは1998年3月の就航当初からサーブ340B型機(1クラス36席)を運航してきたが、同数となる3機のATR42(同48席)に置き換える。初号機が2020年4月12日に、2号機(JA12HC)は今年4月20日に就航し、9日に3号機が就航するとHAC初の機材更新が完了する。最後まで残ったサーブの2号機(JA02HC)は、12月27日のチャーターフライトで退役する。

 3号機の外観は、日本航空(JAL/JL、9201)グループが加盟する航空連合「ワンワールド・アライアンス」の特別塗装で、ATR機へのワンワールド塗装は世界初となった。

 8日夜はATRの3機並びを披露する前に、サーブ340Bを含む全4機が並ぶ場面もあった。3号機の初便は、丘珠を9日午前9時20分に出発し、午前10時に函館へ到着するJL2743便となる見通し。

*初便の記事はこちら [1]
*写真は4枚。

丘珠空港に並ぶHACの(右から)ATR42-600の3号機、ATR42-600の2号機、ATR42-600の初号機=21年11月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

丘珠空港に並ぶHACの(手前から)ATR42-600の初号機、ATR42-600の2号機、ATR42-600の3号機=21年11月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

丘珠空港に並ぶHACの(手前から)ATR42-600の3号機、サーブ340Bの2号機、ATR42-600の2号機、ATR42-600の初号機=21年11月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関連リンク
北海道エアシステム [2]
ATR 日本語版ウェブサイト [3]

初便は函館行き
HAC、ATR3号機就航 初の機材更新完了 サーブは年内退役 [1](21年11月9日)

丘珠空港に3号機到着
HACのATR、ワンワールド塗装3号機が丘珠到着 9日就航 [4](21年11月8日)

3号機
HACのATR3号機、9日に就航延期 機材トラブルで [5](21年11月7日)
HACのATR3号機、11/8就航 前日に丘珠到着、機材更新完了へ [6](21年11月1日)
HACのATR3号機、鹿児島に到着 11月就航へ [7](21年10月5日)
エアバス、JALグループにA350とATR42同時納入 12号機と3号機 [8](21年9月30日)
HACのATR、3号機にワンワールド塗装 3機異なるデザインに [9](21年9月3日)

写真特集・HAC ATR42-600初号機丘珠到着
前編 22年ぶり新機材 [10]
後編 サケや利尻昆布で北海道を表現 [11]