北海道エアシステム（HAC、NTH/JL）の仏ATR製ATR42-600型機の2号機（登録記号JA12HC）が4月16日、拠点である札幌の丘珠空港へ到着した。仏トゥールーズから鹿児島へ6日に到着後、格納庫で就航に向けた整備作業を進めていた。就航は20日で、丘珠発函館行きJL2743便が初便となり、乗客には記念品を手渡す。
丘珠空港の駐機場へ向かうHACのATR42 2号機＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
機体後部に特別塗装が施されたHACのATR42初号機＝20年2月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ターボプロップ（プロペラ）機のATR42は、1998年の就航当初から使用してきたサーブ340B型機（1クラス36席）の後継機で、2020年4月12日に就航。座席数は1クラス48席と12席増えた。
2号機はATRの工場があるトゥールーズからギリシャ、エジプト、ドバイ、インド、タイ、フィリピンを経由し、今月6日に鹿児島空港へ到着。HACと同じく日本航空（JAL/JL、9201）のグループ会社で、HACが整備を委託している日本エアコミューター（JAC/JC）が、就航に向けた整備作業を鹿児島で行っていた。
16日のフェリーフライトの便名はHC4250便。鹿児島を午前11時7分に出発し、丘珠には午後2時15分に到着した。到着後は、社員がヘッドレストカバーなど就航に向けた準備をするため、備品を客室に運び込んでいた。
初号機（JA11HC）は北海道の特産品などを描いた特別塗装機だったが、2号機は通常塗装になった。残る3号機（JA13HC）も年内の受領を予定しており、サーブ340Bからの置き換えを終える。
初日の20日は、函館行きJL2743便が丘珠を午前8時30分に出発し、午前9時10分に到着。その後は丘珠行きJL2742便、丘珠発釧路行きJL2863便、釧路発丘珠行きJL2862便、丘珠発函館行きJL2749便、函館発丘珠行きJL2748便、丘珠発函館行きJL2753便、函館発丘珠行きJL2752便の4往復8便に投入する。
＊写真は32枚（到着→客室→コックピットの順）。
＊初号機の外観はこちら [1]。
HACのATR42 2号機の客室＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
HACのATR42 2号機のコックピット＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
丘珠空港に進入するHACのATR42 2号機＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
丘珠空港に着陸したHACのATR42 2号機＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
丘珠空港に着陸したHACのATR42 2号機＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
丘珠空港の駐機場へ向かうHACのATR42 2号機＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
丘珠空港の駐機場へ向かうHACのATR42 2号機＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
丘珠空港の駐機場へ進入するHACのATR42 2号機＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
丘珠空港に到着するHACのATR42 2号機＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
丘珠空港に到着したHACのATR42 2号機＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
丘珠空港に到着したHACのATR42 2号機＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
丘珠空港に到着したHACのATR42 2号機＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
丘珠空港に到着したHACのATR42 2号機＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
丘珠空港に到着したHACのATR42 2号機のエンジン＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
鹿児島から丘珠までのATR42 2号機のフェリーを担当したHACのパイロット＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
HACのATR42 2号機に取り付けられた銘板＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
HACのATR42 2号機の客室＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
HACのATR42 2号機の客室＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
HACのATR42 2号機の客室＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
HACのATR42 2号機の客室＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
HACのATR42 2号機の客室＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
HACのATR42 2号機の客室＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
HACのATR42 2号機の客室＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
HACのATR42 2号機のコックピット＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
HACのATR42 2号機のコックピット＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
HACのATR42 2号機のコックピットの銘板＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
HACのATR42 2号機のギャレー＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
HACのATR42 2号機の主脚＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
丘珠空港に到着したHACのATR42 2号機＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
丘珠空港に到着したHACのATR42 2号機＝21年4月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
初日の運航予定便
JL2743 丘珠（08:30）→函館（09:10）
JL2742 函館（09:40）→丘珠（10:20）
JL2863 丘珠（10:50）→釧路（11:35）
JL2862 釧路（12:05）→丘珠（12:55）
JL2749 丘珠（13:40）→函館（14:20）
JL2748 函館（14:50）→丘珠（15:30）
JL2753 丘珠（16:00）→函館（16:40）
JL2752 函館（17:10）→丘珠（17:50）
関連リンク
北海道エアシステム [2]
HACのATR42
・HACのATR42、2号機が20日就航 初便は丘珠発函館行き [3]（21年4月13日）
・HACのATR42、2号機が鹿児島到着 4月中旬にも丘珠へ [4]（21年4月7日）
・HAC、22年ぶり新機材ATR42就航 新型コロナで式典中止、初便は丘珠発釧路行き [5]（20年4月12日）
丘珠到着と機内の動画（YouTube Aviation Wireチャンネル [6]）
・機内初公開 HAC ATR42-600初号機 札幌・丘珠空港到着 [7]
・HAC ATR42-600初号機 札幌・丘珠空港へ到着 [8]
写真特集・HAC ATR42-600初号機丘珠到着
前編 22年ぶり新機材 [9]
後編 サケや利尻昆布で北海道を表現 [1]
HACのサーブ340B
・ 米C&L、HACのサーブ340B全3機購入 スペアパーツ供給用 [10]（21年4月6日）
・もう見られないサーブ3機並び 写真特集・HAC初の退役機JA03HC [11]（21年2月12日）
・HAC、サーブ初退役3号機が丘珠出発 鹿児島で売却整備、春に離日 [12]（21年2月7日）
・HAC、初のサーブ退役 就航21年、ラストは函館発丘珠行き [13]（20年12月29日）