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ANA、機内食容器を植物由来に 廃プラ削減

 全日本空輸(ANA/NH)は4月15日、国際線エコノミークラス機内食の容器をプラスチック製から植物由来の「バガス素材」に8月から順次変更すると発表した。機内で使う使い捨てプラスチック使用量の約3割にあたる年間約317トンを削減できるという。

バガス素材の機内食容器(左)と従来のプラスチック製容器(ANA提供)

 バガス素材は、サトウキビから砂糖を精製する際に残る茎(くき)や葉を活用したもの。ANAによると、機内物品で最大のプラスチック使用量を占めるのが、機内食のメインディッシュが入った「主菜用容器」だという。

 今回の容器以外では、これまでにエコノミークラス用のナイフやフォーク、マドラーを木製に、ストローをバイオプラスチック製に変更したという。

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全日本空輸 [1]

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