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ANA国内線、10月は4割超減便 運休23路線

 全日本空輸(ANA/NH)は9月10日、国内線の9月から10月分の追加減便を発表した。9月は22日から30日まで、9路線22便を追加。減便率は47%となる。10月は1日から31日までで、計画していた119路線2万3418便のうち、43%にあたる98路線9984便が減便となる。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴う需要減退によるもの。

10月の国内線は4割超が減便となるANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 9月22日以降の追加減便では、羽田-中標津と成田-札幌、札幌-那覇の3路線が運休。減便対象は、羽田発着が福岡と富山、長崎、伊丹発着は福島と鹿児島のほか、福岡-那覇線の計6路線となる。このうち1日18往復を計画する羽田-福岡線は、13往復に減便する。

 10月の運休路線は23路線で、羽田発着は稚内と中標津、釧路の3路線、関西発着は福岡と石垣の2路線、中部発着は女満別と旭川、宮崎の3路線、福岡発着は仙台と宮崎、宮古の3路線、札幌発着は神戸と岡山、広島の3路線、那覇発着は岩国と熊本の2路線が対象となる。また、地方空港からの国際線接続用に運航する成田発着の7路線は、すべて運休となる。

 一部日程で運休となるのは9路線で、札幌発着は那覇と富山、小松、静岡の4路線、那覇発着は新潟と静岡、長崎の3路線のほか、中部-鹿児島と福岡-小松の2路線も対象となる。

 減便は66路線で、羽田発着は関西や広島、鳥取、鹿児島など31路線が対象となる。幹線4路線はいずれも減便対象で、札幌(1日最大16往復)は1日12−13.5往復に、伊丹(同15往復)は12−13往復に、福岡(同最大18往復)は13往復に、那覇(同最大12往復)は9−10.5往復に減便する。

 また、冬ダイヤ期間(10月25日から21年3月27日)は、成田-福岡と福岡-仙台、福岡-新潟、中部-女満別、中部-旭川の5路線で全便を運休。羽田-札幌と福岡、那覇を含む13路線で、一部便の運休が決まった。

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