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スカイマーク、下地島10月就航 羽田と神戸、那覇から

 スカイマーク(SKY/BC)は8月19日、下地島3路線を冬ダイヤ初日の10月25日に開設すると発表した。羽田と神戸、那覇からの定期便で、羽田線は国交省が羽田発着枠政策コンテストで「トライアル運航」を認めた路線となる。

下地島3路線を10月25日に開設するスカイマーク=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 冬ダイヤ期間は、羽田線と神戸線を1日1往復ずつ、那覇線を1日2往復運航。機材はボーイング737-800型機(1クラス177席)を使用する。那覇から乗り継げるようにすることで、スカイマークの那覇発着便からの乗り継ぎ需要を取り込む。

 羽田-下地島線の運航スケジュールは、下地島行きBC613便が羽田を午前11時5分に出発し、午後2時35分着。羽田行きBC618便は午後6時45分に下地島を出発して、午後9時25分に到着する。神戸-下地島線は、下地島行きBC163便が神戸を午前10時40分に出発し、午後1時20分着。神戸行きBC164便は午後2時10分に下地島を出発して、午後4時15分に到着する。

 1日2往復の那覇-下地島線は、那覇発が午前11時10分のBC541便と午後5時のBC547便、下地島発が午後0時40分のBC542便と午後3時15分のBC546便となる。

 5月に審査結果が公表された羽田発着枠政策コンテストでは、スカイマークの羽田-下地島線は7案中6位。日本航空(JAL/JL、9201)の羽田-三沢線が5位で、得票差が3票差だったことから、三沢と下地島の2空港は3年間のトライアル運航が決まり、上位4空港は正式に発着枠配分が決まった。

 下地島線の場合、宮古島市など地元が就航後3年間、路線の立ち上げと路線維持にかかわる支援金をスカイマークに支払う。羽田-下地島線は、競合のないスカイマーク単独路線になる。

 下地島空港のターミナルは、2019年3月30日に開業。国内線はジェットスター・ジャパン(JJP/GK)の成田線と関西線のみで、運航日は季節により異なる。ジェットスターの成田線は開業当日から、関西線は同年7月3日に就航させた。1路線目の成田線は、下地島空港にとって24年ぶりの定期便再開となった。

運航スケジュール(10月25日から21年3月27日)
羽田-下地島線
BC613 羽田(11:05)→下地島(14:35)
BC618 下地島(18:45)→羽田(21:25)

神戸-下地島線
BC163 神戸(10:40)→下地島(13:20)
BC164 下地島(14:10)→神戸(16:15)

那覇-下地島線
BC541 那覇(11:10)→下地島(12:05)
BC542 下地島(12:40)→那覇(13:30)
BC547 那覇(17:00)→下地島(17:55)
BC546 下地島(15:15)→那覇(16:05)

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