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フィンエアー、成田・関空・中部7月再開へ マスク義務化、羽田は11月

 フィンエアー(FIN/AY)は、ヘルシンキ-成田、関西空港、中部(セントレア)の3路線を7月から順次再開する。世界的な運航再開の一環で、乗客にはマスク着用を義務づける。7月時点で通常運航の3割再開を目指す。

日本路線を順次再開するフィンエアー=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 再開を予定している国際線は、7月は日本3路線と北京、香港、上海、シンガポール、ソウル、バンコクの各線、8月にはデリーとニューヨークを計画しており、11月には羽田線の就航を予定している。

 欧州域内は、7月にベルリン、ブリュッセル、ロンドン、モスクワ、パリなど26都市、8月にはバルセロナ、ミラノ、マドリード、ローマ、ワルシャワへの運航を再開予定。夏期休暇シーズンには、南ヨーロッパ地域への臨時便も計画している。国内路線も6路線を皮切りに7月から順次再開する。

 運航再開に伴い、空港では利用者間の感覚を保つソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の保持)への協力を求め、前に並ぶ人と1メートル以上離れて並んでもらう。空港内のシャトルバスは定員の最大半分を上限とし、後方座席の乗客から機内に入るようにする。降機の際は、前方座席の乗客から降りてもらう。

 機内に持ち込める手荷物は最小限とし、不必要な移動を避ける。乗客が手を触れる部分の清掃を強化するとともに、衛生用ウェットティッシュを乗客に配る。また、7歳未満の子供やマスクを着用できない人を除き乗客のマスク着用を義務づける。

 客室乗務員や空港の地上係員もマスクを着用する。

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