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エミレーツ、A380・従業員3万人削減か 海外報道

 エミレーツ航空(UAE/EK)を傘下に持つエミレーツ・グループは、従業員の削減を検討している。ブルームバーグやロイター通信などが報じたもので、最大で30%を削減するほか、総2階建ての超大型機エアバスA380型機の削減も検討しているという。

人員削減を検討していると報じられたエミレーツ航空=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 3月末時点の従業員数は、エミレーツ航空単体で5万9519人、グループ全体では10万5730人。削減は中国から拡散した新型コロナウイルスの影響によるもので、グループ従業員のうち3割にあたる3万人が対象となる。このほか、客室乗務員およそ7500人も整理対象となり、疾患があり勤務内容に問題のあるなどの、60歳以上の社員が対象となるとみられる。

 A380は、現在115機保有している。報道によると、このうち46機を退役させる計画だという。エアバスは2019年2月に、A380の引き渡しを2021年で終了すると発表済みで、エミレーツ航空は新たに50機発注したA350-900などで補完する。

 エアバスの受注リストによると、エミレーツ航空のA380は、4月末時点で8機が注残となっている。

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エミレーツ航空 [1]

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