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ANA、中国・香港便の運休さらに拡大 半数以下の週85往復に

 全日本空輸(ANA/NH)は2月13日、中国本土路線の一部を20日から期間運休・減便すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う渡航制限や、旅行需要の減少によるもので、夏ダイヤが始まる3月29日の再開を予定している。冬ダイヤ期間中、ANAは中国本土と香港路線を週186往復計画していたが、今回の発表で計画の46%にあたる週85往復に減少する。

中国・香港路線の運休を拡大するANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 運休となるのは1路線で、1日1往復の羽田-上海(虹橋)線が対象となる。2月20日から3月28日まで運休となるが、2月29日のみ運航する。

 減便は3路線で、1日1往復の関西-北京線は週3往復に減便し、火曜と木曜、土曜に運航する。1日1往復ずつ運航している成田-青島線と大連線は、いずれも週4往復に減便。火曜と木曜、土曜、日曜に運航する。

 ANAは今月4日と6日にも中国線の運休を発表しており、ウイルス拡大による影響が大きくなってきた。

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