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キャセイ、新型コロナウイルスで大幅減便 日本路線も対象

 キャセイパシフィック航空(CPA/CX)とキャセイドラゴン航空(旧・香港ドラゴン航空、HDA/KA)は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う各国の入国規制や需要減により、2月10日から冬ダイヤ最終日の3月28日まで、供給座席数を約30%削減する。両社の中国本土発着便は約90%削減され、日本路線も香港-成田線などが減便になる。

新型コロナウイルスの影響で大幅減便するキャセイパシフィック航空=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 日本路線で減便するのは、香港-成田線、関西線、中部線、台北経由の中部線、福岡線。成田線は現行週35便を21便、関西線は週28便を21便、中部線と福岡線はそれぞれ週14便を7便に17日から減便する。週7便の台北経由中部線は、10日から期間運休となる。

 香港発着のロンドン(ガトウィック便のみ)、ローマ、ワシントンDC、ニューヨーク(ニューアーク便のみ)、マレ(モルディブ)、ダバオ、クラーク、済州、台中、中国本土(北京、上海、成都、厦門を除く)の各路線は、3月28日まで期間運休する。

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キャセイパシフィック航空 [1]

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【お知らせ】
キャセイパシフィック航空の広報代理店より、発表資料に誤りがあり、本文3段落目記載の「重慶」が「成都」であるとの連絡があり、本文を修正しました。(20年2月14日 17:12 JST)