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ANA、A380でヒアラブル端末導入 CA同士の連絡に活用

 全日本空輸(ANA/NH)は、5月24日から成田-ホノルル線に投入する総2階建ての超大型機エアバスA380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」の機内で、BONX(世田谷区)が開発したヒアラブル端末「BONX Grip」を客室乗務員間のコミュニケーションに使用する。

A380の機内でBONX Gripを着用したANAの客室乗務員(同社提供)

BONX Gripを着用したANAの客室乗務員(同社提供)

 ANAのA380は座席数が4クラス520席で、パイロット2人と客室乗務員20人のクルーで運航。従来の機材よりも1便あたりの客室乗務員が多く、機内に設置されたインターホン以外にも連絡手段を設けることで、機内のどこにいてもやり取りができるようにする。

 BONX Gripの重さは約15グラムで、耳に掛けて使用する。iPhoneなどのスマートフォンとBONX GripをBluetooth(ブルートゥース)でペアリングし、機内Wi-Fi環境を使ってグループ通話を実現する。

 ANAはBONX Gripをビジネス向けに販売しているリコー(7752)から導入。機内で使用するためのWi-Fi環境を富士通(6702)が構築した。

 今後はA380以外の機材への導入や、空港の地上係員などへの導入も検討するという。

関連リンク
全日本空輸 [1]
BONX [2]
リコー [3]
富士通 [4]

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