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TAPポルトガル航空、A321LR受領 同社向け初号機

 エアバスはこのほど、TAPポルトガル航空(TAP/TP)に同社向け初号機となるA321LR(登録記号CS-TXA)を引き渡した。今後、大西洋路線などへの投入を見込む。

TAPポルトガル航空のA321LR初号機=PHOTO: Bengt Lange/Airbus

 TAPのA321LRは3クラス171席(ビジネス16席、エコプレミアム48席、エコノミー107席)。エンジンはCFMインターナショナル製新型エンジン「LEAP-1A」を搭載する。初号機を含み12機導入予定で、リスボン発テルアビブ行きなどに投入するほか、ニューヨークやモントリオール、ブラジルのレシフェなど、大西洋路線への導入も見込む。

 A321LRは、新型エンジンを採用したA321neoの航続距離をさらに伸ばした長距離型。最大離陸重量(MTOW)を97トンに引き上げ、3個目の中央燃料タンクを追加することで、航続距離を単通路機では世界最長となる約7408キロ(4000海里)に延長した。この場合の座席数は、206席を想定している。

 エアバスは同型機の引き渡しを2018年11月から開始。初号機(4X-AGH)をアルキア・イスラエル・エアラインズ(AIZ/IZ)に引き渡した。

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Airbus [2]
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