春秋航空日本（SJO/IJ）は6月7日、日本航空（JAL/JL、9201）と整備子会社JALエンジニアリング（JALEC）への航空機の管理を含む包括的な整備業務委託を、6日から始めたと発表した。
JALエンジニアリングへの整備委託を始めた春秋航空日本＝PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
春秋航空日本は2017年12月に、JALから安全品質向上に向けた支援を受けると発表。従来は自社で機材を整備していたが、拠点の成田を含む国内空港では、JALECの整備士が整備する。国際線が就航する中国の空港では、厦門（アモイ）を拠点とする整備会社「Taikoo（Xiamen）Aircraft Engineering」の整備士が、JALECの基準に基づいて整備する。
春秋航空日本は成田を拠点としたLCCで、2014年8月に就航。現在は広島と佐賀の国内2路線と、武漢と重慶、ハルビン、天津の中国4路線を運航している。このほかに札幌（新千歳）と関西にも就航したが、現在は運休している。
機材はボーイング737-800型機（1クラス189席）で、5月に6号機（登録番号JA06GR）がシアトルから到着した。今年3月には、JALのパイロット出身の樫原利幸氏が新社長に就任した。
また、7日正午から7月1日以降の航空券販売を始めた。
運航スケジュール（18年7月1日から18年10月27日）
成田－武漢
IJ1011 成田（09:40）→武漢（12:55）運航日：水土日
IJ1012 武漢（15:10）→成田（20:00）運航日：水土日
成田－重慶
IJ1021 成田（10:00）→重慶（14:15）運航日：月火木金
IJ1022 重慶（15:15）→成田（20:45）運航日：月火木金
成田－天津
IJ1031 成田（12:55）→天津（15:35）運航日：月水土
IJ1032 天津（16:35）→成田（20:55）運航日：月水土
成田－ハルビン
IJ1051 成田（11:00）→ハルビン（12:55）運航日：火
IJ1051 ハルビン（08:10）→成田（10:05）運航日：木金日
IJ1052 成田（16:00）→ハルビン（19:50）運航日：火
IJ1052 ハルビン（11:05）→成田（14:55）運航日：木金日
成田－広島
IJ623 成田（17:05）→広島（18:45）運航日：毎日
IJ624 広島（19:25）→成田（20:55）運航日：毎日
成田－佐賀
IJ701 成田（11:45）→佐賀（14:00）運航日：毎日
IJ702 佐賀（14:40）→成田（16:25）運航日：毎日
関連リンク
春秋航空日本 [1]
・春秋航空日本、新社長に樫原氏 元ジェイエア副社長 [2]（18年3月16日）
・春秋航空日本、札幌と広島一部欠航 3月まで [3]（18年1月17日）
・春秋航空日本、佐賀と広島一部欠航 737耐空証明で [4]（18年1月13日）
・春秋航空日本、成田－札幌1月に一部欠航 16日以降は国内線全便が予約不可続く [5]（17年12月21日）
・JAL、春秋航空日本の整備支援で合意 全面移行目指す [6]（17年12月1日）
・春秋航空日本、成田ー関西運休へ 中国新路線検討 [7]（17年8月30日）
・春秋航空日本、17年に6機体制 1月に4号機 [8]（16年9月28日）
・春秋航空日本、関空へ就航 成田から1日1往復 [9]（16年9月28日）
・春秋航空日本、札幌就航 成田から国内全LCC乗り入れ [10]（16年8月20日）
・春秋航空日本、初の国際線就航 成田－武漢線 [11]（16年2月13日）
・春秋航空日本、高松から10月撤退 就航1年2カ月で [12]（15年8月21日）
・春秋航空日本、成田から3都市就航 15年上期に新路線計画 [13]（14年8月1日）